クルトゥラル・レオネサでもがく井手口 photo/Getty Images

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今冬にガンバ大阪からイングランドのプレミア・チャンピオンシップ(2部相当)に所属するリーズ・ユナイテッドに移籍し、そこからスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍した日本代表MF井手口陽介。リーズの思惑としてはスペイン2部で出場機会を掴み、リーズでブレイクするための準備を整えてほしいというところだったのだろう。

しかし、ここまでその思惑通りには進んでいない。出場機会は限られ、初先発を飾ったラージョ・バジェカーノ戦でも期待外れと厳しい評価だった。そんな井手口の現状について英『Yorkshire Eveningpost』は、レンタル移籍の2か月で何か目立った進展はあったのかと特集を組んでいる。

リーズのディレクターを務めるヴィクトル・オルタは、井手口をクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍させた判断について「スペイン2部はチャンピオンシップのようにフィジカル的要素があり、スペイン2部での経験があればチャンピオンシップでの生活に容易に適応できると信じている」とコメントしていた。しかし同メディアは、「ここまでの2か月はそうなっているか?」と厳しい見方をしている。

まだ2か月しか経過していないと考えることもできるが、リーズのプラン通りでないのは明らかだ。井手口は今節のレウス・デポルティウ戦にも出場しておらず、同メディアはレンタル移籍が無意味に見えるとまで伝えている。レンタル移籍では出場機会の確保は当たり前で、成長してクラブに戻ってくることが期待されている。しかしこのままではチャンピオンシップへの準備を整えることは難しく、やや出遅れてしまっている。

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