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●『Mステ』との違いは…

テレビ朝日系バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(毎週月曜23:15〜 ※一部地域除く)での"毒舌キャラ"が話題を呼んでいる同局の弘中綾香アナウンサー。番組で共演するお笑いコンビ・オードリーの若林正恭に熱愛報道が出たときも「してやったりって感じですか?」とかなり強めにイジり、反響を呼んだ。

自身の"毒舌キャラ"をどう思っているのか、また『激レアさん』で共演する若林についてどんな印象を抱いているのかなどを聞いた。

○本番の臨み方は『Mステ』と変わらない

――『激レアさん』では、弘中さん手作りのボードや模型が名物になっていますが、特に印象に残っている模型はありますか?

ペットボトルとピロピロ笛で、「重油まみれで瀕死状態だった250匹のコイをマウス・トゥー・マウスで蘇生させる」というのを再現したものですね。油が飛んで行く様子をあれで表すというアイデアはすごいなと思いました。

――一般の方や若林さんの熱愛にも果敢に突っ込んでいくなど、『激レアさん』での"毒舌キャラ"がネット上でも反響を呼んでいますが、ご自身はこの反響をどう捉えていますか?

でも、いつもあんな感じなんですけどね。『ミュージックステーション』の時も、CM中はずっとアーティストの方やタモリさんともしゃべっていますよ。オンエアにのっていないから、そう思われるのかな(笑)。自分としては『Mステ』だからおとなしくするという感じはないです。だから、親しい友達からは「普段の弘中だよね」と言ってもらっています。

――そうなんですか! とはいえ『激レアさん』で若林さんも言及していたように、やはり『Mステ』とはキャラが違うように感じます(笑)

本番の臨み方はそんな変わらないですけど、やっぱり場の雰囲気なんですかね。生放送(『Mステ』)と収録(『激レアさん』)というのも大きな違いだと思います。あまりにも皆さんに言われるので、「そんな違うかな?」と。自分では無意識なんですが、すごく変わっているんだろうなというのはあります。

――番組の反響はいかがですか?

やってみて思ったのは、結構上の世代の方が見てくれているなというのがあって、親戚のおばさんから「見てるよ」って言ってもらったり、結構幅広い世代に楽しんでいただける番組なんだなと思いました。23時台の番組なので、それは意外でしたね。

――『Mステ』に出演したアーティストの方から「『激レアさん』見てるよ」と言われたことはありますか?

誰かから言われたことあるかな……あります! うん、なんか言われたことはありますね。

○宇多田ヒカルとの共演に夢見心地

――弘中さんはテレビ朝日に入社してわずか半年で、『Mステ』の司会に抜てきされたんですよね。

最初にその話を聞いたのは1年目の8月の終わりに、甲子園の取材から帰ってきた日だったんですね。部長に呼ばれて「10月から『ミュージックステーション』やるから。絶対親にも友達にもいうな」と言われて、最初はドッキリかなと思ったんです。その次の日から夏休みで海外に行ったため、ネットが見られなかったんですが、旅行中にネットニュースに大きく掲載されていたみたいで。帰国後に知り合いからすごい連絡が来て、それを知って、「ああ、本当だったんだ」と思いました(笑)。

――『Mステ』では憧れのアーティストの方にお会いすることも多いと思いますが、その中でも一番うれしかった方を教えてください。

宇多田ヒカルさんですね。デビューされたのが私が小学生のときだったんですけど、衝撃的だったじゃないですか。子供ながらに歴史が変わるなと感じたのは覚えていて、私の中でインパクトがすごく大きな方なんです。子供の時にお聴きしていた方に大人になってからお会いできるというのは、なんか夢が叶うというか、夢見心地ですよね。「ずっと見ていた方が隣でしゃべっているな」という不思議な感じがします。

●オードリー若林に「シンパシーは感じてます」

――『激レアさん』の話に戻りますが、今回が若林さんと初共演になるんですよね。共演してみての印象はいかがでしょうか?

すごくバランスをとってくださり、行き過ぎたところは止めてくれるし、面白いところは面白くしてくれます。「さすがレギュラーたくさん持っているだけある!」という方ですね(笑)。実はお会いする前からキューバの本やエッセイの著書を読ませていただいて、若林さんはこういう考えの方なんだと、シンパシーは感じています。

――どういったところにシンパシーを感じるのでしょうか?

若林さんも思っていることをあんまり外に出されない方というか、内に秘めたものを持っている方じゃないですか、マグマがドクドクしているみたいな。そういうのが「すごい分かるな」と。オンとオフがはっきりしているところとか、私もそうだなという点があります。

○あんまり人怖じはしないかも

――『激レアさん』といえば弘中さんと若林さんの掛け合いはさることながら、やはり“激レア”な体験をした人=激レアさんのエピソードが印象的です。弘中さんが一番印象に残った激レアさんは誰ですか?

うーん、私忘れっぽいんですよね……。でもあの人ですね、犬が死んで泣いちゃった人です。洞穴生活の……カズマさん! 小さい頃から家出をしていて43年間野山で暮らしたという方です。

――でも弘中さんは、確か犬がお嫌いだったはずでは……?

犬は、あまり好きじゃないです(笑)。でもサバイバル生活を43年間してきた方ってあまりいないじゃないですか。学校に行かないで1人で生きてきたのが凄いなと、鮮明に覚えてます。それとカズマさんは朴訥(ぼくとつ)とした感じで話し方もポツポツとしゃべるんですけど、なんか伝わってきましたね。

――サバイバル生活に憧れがあるんですか?

(あっさりと)ああ、憧れは別にないです、うん(笑)。

――そうなんですね(笑)。カズマさんをはじめとした激レアさんに、若林さんから「失礼だよ!」と制止されるほど、弘中さんは果敢に突っ込んで行きますよね。一般の方が多い激レアさんに切り込むのは、怖くないのですか?

台本に書いてあるのでやるしかない(笑)。とはいえ、あんまり人怖じはしないかもしれないですね。さすがに5年もやってますので、“ドキドキ”みたいなものはなくなりました。

――そうしたやり取りの中で、何か意識していることはありますか?

一般の方が多くて皆さん緊張されているので、それをほぐしつつお話を伺うというのが、気にしているポイントですね。

●今後の目標は「エッセイを書くこと」

――今後こういった番組に出演したいなど、夢がありましたら教えてください。

全然番組ではないんですけど、近い将来にエッセイを書きたいなと思ってます。元々本を読むのが好きですし、新しいことをやってみたいなと。

――本好きなんですね! 若林さんも「読書芸人」で有名ですが、オススメの本についてなど話したりするのですか?

若林さんほど詳しくないので、お話したことはないですね。でもよく本の帯に「若林さん推薦」と書いてあるので、すごいなーと思ってます(笑)。読もうと思いますけどね。

――それでは最後に『激レアさん』の見どころを教えてください。

えーなんですかねー……。自分がやっている番組ってここをもうちょっと頑張ればよかったと、客観的な視聴者目線で見られないところがあるんですけど……。見どころは激レアさんが出ていますよー、これからも出てきますよーということですね(笑)。激レアさんの人生を少しでも皆さんにお伝えできるように、頑張ってプレゼンしてまいります!