身近で導入しやすくなった格安SIMや格安スマホ、改めて理解しておきたい注意点

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格安SIMや格安スマホは、CMなどもよく目にし、世間の認知度・理解度もアップしてきた。

格安スマホのセット販売も多くなり、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるハードルも、グッと下がってきたと言えるだろう。

導入しやすくなった今だからこそ、改めて格安SIMの注意点、大手キャリアとの違いを押さえておきたい。

格安SIMのメリットをおさらい
今さら言うまでもないことだが、格安SIMの最大の魅力は、通信料金の安さだ。
通話を必要としない(LINE通話などを利用する)データ専用プランなら、月額1000円を切るサービスもある。
音声通話もできるプランの場合でも、月額1500円〜3,000円程度と、大手キャリアと比較すると格段に安い。
また、実店舗で契約できる場所が増えたり、格安スマホとのセット販売が増えたりしたことも購入しやすくなった理由だ。さらに、 “2年縛り”がないことなども、購入しやすい理由だ。

●大手キャリアとの違いは?
格安SIMは、大手キャリアより通信料金は確かに安いが、注意点もある。
大手キャリアとの違いをしっかりと理解して検討しよう。

・大手キャリアで使っていたSMSメールが使えなくなる
→Gmailなどのフリーメールを利用する。
乗り換え前にメールアドレスを取得し、知人への連絡を済ませておくとよい。
また、追加料金はかかるが、SMS機能を付けたプランを選択する。

・LINEのID検索を利用できない
 →「ふるふる」やQRコードの読み取りで友達追加が可能。
なお、SMS機能を付ければ、SNS認証にも対応できる。

・端末の初期設定が必要
・大手キャリアのような手厚いサポートがない
 →多少の労力は安さのためと割り切る。

・料金の支払いにはクレジットカードが必要なことが多い
 →クレジットカードを作るか、口座振替に対応しているサービスを利用すれば解決する。

・SIMフリー端末を用意する必要がある
 →端末セット販売ではない場合は、端末代金も必要となる。
SIMフリー端末の種類は増えていて選択肢は広がっている。
中古端末を安く手に入れる方法もある。

・通信速度が遅くなることがある
 →通信速度が安定しているサービスを選択する。

・MNPで乗り換え時に利用できない期間がある
 →即日開通するサービスを選ぶか、電話番号を新たに取得する。

・テザリングを使えない機種がある
 →テザリングできる機種を選択する。

Web閲覧やメール利用が中心なのか?
音声通話をよく利用するのか?
動画などの視聴中心なのか?
スマホの使い方は人それぞれだ。

格安SIMの特徴やメリットを理解して、自分に合った格安SIMのプランを選択してほしい。