額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていく症状が特徴的な男性型脱毛症、通称AGA。AGAの予防には規則正しい生活習慣やバランスの整った食生活が重要となるのは周知の事実ですが、AGAの予防にナッツが効くことはあまり知られていないものです。AGA予防に効果的とされるナッツの意外な働きについて紹介しましょう。

ナッツ類にはAGA予防に効く様々な栄養素が

ナッツ類といえばピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツなど様々なものがありますが、これらにはAGA予防に効く様々な栄養素が含まれています。例えばナッツ類に豊富に含まれる不飽和脂肪酸には、血液をサラサラにし血液の流れを良くする働きがあります。そのため血流停滞による薄毛の進行を抑える働きが期待できるのです。薄毛の原因のひとつに不飽和脂肪酸不足が挙げられるのはそのためです。しかしナッツに期待できるAGA予防効果はこれだけではありません。

ナッツには髪の毛の材料が多く含まれる

例えばナッツ類の中でもピーナッツやアーモンドは、髪の毛の材料を多く含んでいることで知られています。髪の毛の材料ケラチンと呼ばれるたんぱく質の一種は、たんぱく質やビタミンミネラル群を材料につくられているのですが、このうちピーナッツ・アーモンドにはたんぱく質のほかに、男性が特に不足がちな亜鉛、そしてビタミンB・Eなど、髪の毛の材料となる栄養素の多くが含まれているのです。つまりピーナッツやアーモンドは髪の毛の素にもなり得る食べ物であるということです。

加齢による薄毛に効くマカダミアナッツ

マカダミアナッツは植物の中でも、パルミトレイン酸という一価不飽和脂肪酸が含まれる唯一の食べ物だといわれています。このパルミトレイン酸には老化と共に減少していく脂肪酸を補う役割を果たし、肌や髪の毛を元気に保ち、老化に伴う薄毛を抑える働きが期待できるようです。もちろん上述したピーナッツとアーモンドと同様で、マカダミアナッツにも髪の毛の材料とされるたんぱく質や亜鉛、ビタミンB・Eが含まれていますよ。毎日こういったナッツ類を食べることで未然にAGA症状を予防できるかもしれません。ちなみにナッツ類に含まれる脂肪酸は健康に良い脂とはいえ、摂りすぎれば健康を害しかねないので、食べる量は一日数粒程度に止めておいたほうがよいでしょう。AGAが気になっている方はこれらナッツ類を積極的に食べるよう心がけてはいかがでしょうか。こちらの関連記事(男性の薄毛・抜け毛と予防と対策)も必見です。


writer:サプリ編集部