しょうゆの常識をくつがえす、新たなしょうゆの誕生。

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【写真】お寿司やお刺身にも、欠かせないしょうゆ。

「ハラール」という言葉をご存知でしょうか? アラビア語で「許可」の意味を持ち、とくにイスラム教において「食べることが許された食物」を指します。

イスラム教というと中東を想像しがちですが、じつはインドネシア、マレーシアといった東南アジア諸国にも数多くの信者がいます。最近では、そんな東南アジアから日本への旅行者も増える中、キッコーマンが8月より「ハラールしょうゆ」の販売をスタートしました。商品名のとおり、国際的なハラール認証機関HFFIAから、ハラール認証を受けたしょうゆです。

もともと、キッコーマンは中東を始めとするイスラム教圏向けに、厳しい戒律に触れないしょうゆを販売していましたが、このたび、日本の旅行者にも、和食を楽しめるようにと売り出しました。

 

■ アルコールを使わない独自製法

一般的なしょうゆと、ハラールしょうゆは、どこが違うのでしょうか? 製法における一番の大きな違いは、アルコールが入っていないことです。一般的なしょうゆには、かびを防ぎ、香りをよくするためにアルコールを入れるのですが、仮にこれを入れなくても、酵母を醸造する過程で自然と発生してしまうのです。

イスラム教において、アルコールはたとえ料理用でも摂取を禁じられています。そのため、ハラールしょうゆはアルコールをいっさい使わずに作られているのです。それでいて、肝心の味や香りは、キッコーマンの高い技術力により、ふつうのしょうゆに近づけています。ハラール認証を受けたしょうゆは、ほかにもありますが、大手のキッコーマンが販売することで、グッと手に入れやすくなったのは便利ですね。

 

■ じつはグルテンフリー! アレルギー持ちも安心

ハラールしょうゆの、もう1つの大きな特徴が「グルテンフリー」です。グルテンは小麦粉に含まれている成分の1つで、近年ではアレルギーの原因としても注目を集めています。小麦は多くの食品に使われているため、グルテンアレルギーの人は、どうしても食べられるものが限られます。実際、ハラール認証を受けたしょうゆも、たいていは小麦を含んでいますが、このハラールしょうゆには小麦がいっさい使われていないのです。グルテンアレルギーを持つイスラム教徒も、これなら安心して使えます。

国際化が進み、価値観が多様化する中、「食」の世界はますます細かいオーダーに応えることが求められます。消費者として商品を選ぶ側のわたしたちも、正しい知識を身に着け、お客様をおもてなししたり、自身の健康に気をつかったりしていきたいですね。

 

■ 【関連レシピ】しょうゆ焼きそば

しょうゆが香ばしい、野菜たっぷりの焼きそばです!

<材料>(2人分)

中華麺…2玉

キャベツ…3枚

にら…1/2わ

にんじん…3g

しょうが…1かけ

とりもも肉…1/2枚(100g)

もやし…1/2袋

サラダ油・ゴマ油・こしょう・塩・しょうゆ

下味

塩…少々

<作り方>

1.キャベツはざく切り、にらは3〜4センチに切る。人参は皮をむき縦に薄切りにしたら7〜8センチの短冊切りにする。しょうがは皮をむきみじん切りに、鶏肉は一口大に切ったら塩で下味をつけておく。

2.フライパンを熱してサラダ油をしき、みじん切りにしたしょうがを炒める。香りが出てきたら鶏肉を炒め、色が変わってきたらキャベツ、にんじん、もやしを一緒に炒めて塩コショウで味付けをして皿に取り出す。

3.フライパンを軽く洗ったら熱して、ごま油を全体になじませたら麺を広げ押さえつけながら焼き色をつける。しょうゆ大匙1〜1.5ほどまわりから加え、2の野菜を戻し軽く炒めたらにらを加えてできあがり。