Photo by lillie kate(写真はイメージです)

 ブログやYouTubeなどで夫の俳優・船越英一郎(57)の不倫を糾弾し、毎日幾度も更新するなど暴走状態に入っていた松居一代(60)が遂に“武装解除”に入った。最近のブログでは、自宅の掃除の様子や食卓の模様などをつづり、船越への言及は控えるようになった。そして、10月3日発売の『女性自身』(光文社)の直撃取材では、心境の変化について、「正直、私も疲れちゃったの」と吐露。ひと頃の勢いは完全に影をひそめている。

「松居は船越との離婚調停に入りました。これまでのように過剰に発信してしまうと、船越側との軋轢が拡大して交渉が不利になりかねません。疲れもあるでしょうが、より良い条件を引き出す狙いもあるとみられます」(週刊誌記者)

 とはいえ、船越への憎悪の炎はたぎったまま。船越が一連の騒動について「悪くても感謝です」とコメントしたことについて水を向けられると、「あの人は、昔っから全部嘘ばっかりよ!」「馬鹿みたい。禅問答じゃあるまいし」と猛々しい攻撃性は健在だ。

 しかし、ブログなどのトーンダウンには、松居に忍び寄る司直の手も影響しているようだ。

■逮捕懸念しトーンダウンの可能性も

 スポーツ紙記者が指摘する。

「松居は、別居の船越宅に侵入してノートやパスポートを取り上げた疑いが持たれています。この件について、船越は被害者として警察の聴取を受けたとも言われており、逮捕に至る可能性もあります。松居としては、捜査の進捗が気になるところです」

 気になるのが、松居の自宅にあった高級外車のベントレー。松居は当初は下着も用意できないなどと清貧ぶりをアピールしていたが、騒動の過程で手に入れていたことが裏付けられた。

「松居の金銭や豪奢な物品への執着心の高さは『週刊文春』(文藝春秋)などが報じている。一連の騒動が船越の金目当てだった疑いは否定できません」(スポーツ紙記者)

 松居の元には、YouTubeやブログでの広告収入も飛び込んでくる。終戦宣言は“金持ちケンカせず”を体現しただけの可能性も拭えない。ただし、離婚調停で満足のいく結果が得られなければ、再び“戦闘状態”に陥る危険性もはらんでいる。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。