第1シードのチリッチ、期待の19歳チチパスに快勝し2回戦進出[楽天ジャパンオープン]

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「楽天ジャパンオープン」(10月2日〜10月8日/日本・東京/ハードコート)男子シングルス1回戦で、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と予選から本戦出場のステファノス・チチパス (ギリシャ)が対戦。チリッチが6-3、6-2でストレート勝利、2回戦に進出した。試合時間は1時間13分。

両者は、今回が初対戦。チリッチは今シーズンのウィンブルドンで準優勝しており、試合は実績も経験もひとつ上なチリッチが有利な展開となった。対するチチパスは、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)らと共に「ネクスト・ジェネレーション」として期待をされる若手の一人。

今大会予選から勝ち上がってきたチチパスは序盤、試合前「最高の試合をお見せしたい」と意気込んでいた通り、かなり格上の相手チリッチに対して思い切りのよいテニスを見せ、先にサービスブレークするなど、スコアで拮抗していた。しかしチリッチは、強力なサービスと片手打ちであるチチパスのバックハンド側を狙う作戦。さらには、チチパスのセカンドサービスがやや威力に欠けるところを叩き、主導権を握っていった。

第2セットも、チリッチは安定感がありながら高い質のショットを続け、最後はサービス・エースで勝利を決めた。

チリッチは、試合後のインタビューで「チチパスとは初めての対戦だったが、素晴らしい選手。今日は非常にハイレベルなテニスで2回戦に進出できてうれしい。」と話した。親日家で知られるチリッチは試合後、観客との記念写真撮影に気さくに応じていた。

チリッチの2回戦は、この後対戦する内山靖崇(北日本物産)対フランコ・シュクゴール(クロアチア)戦の勝者との対決となる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」チチパスに勝利し、2回戦進出したチリッチ。(昨年の楽天ジャパンオープン出場時のもの)
(Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)