完敗喫したミラン監督にサポーターの不満爆発 「死んだチーム」「旧体制のシンボル」

写真拡大

サンプドリア戦で今季2敗目 SNS上で批判、辛辣なコメントやコラージュ画像も

 ACミランは現地時間24日のサンプドリア戦に0-2で敗れ、今季のリーグ戦2敗目を喫したが、完敗と言える内容にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督に対するサポーターの不満が爆発している。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。

 記事によると、試合後にはツイッターやインスタグラムなどのSNS上で「#montellaout」というハッシュタグが自然発生し、批判が集まっている。記事のギャラリーとして集められたものには、辛辣なコメントやコラージュ画像などが相次いでいる。

「死んだチームによる遅いプレーとキャラクターのなさ。ラツィオ戦とサンプドリア戦(いずれも敗戦)がこのチームの価値を示している」
「大量のモンテッラ・アウトの声があるが、オレたちはそれが解決策だと理解している」
「チームは選手をほとんど入れ替えたが、監督だけを代えなかった。それが失敗だ」
「ガリアーニという旧体制のシンボルが監督に残っている。アバーテ、モントリーボと一緒に放出すべき」

 厳しい言葉の数々が投げかけられている。ミランはイタリアでプロビンチアと呼ばれる地方の小クラブを相手に今季4勝を挙げているが、いわゆる“骨のある相手”と目されたラツィオとサンプドリアに敗戦。次節はローマ、その次はインテルという強豪との連戦が控えていることもあり、サポーターはモンテッラ体制でその2試合を乗り切れるとは考えていないようだ。

 昨季終了間際に中国資本に株式を売却したことで潤沢なチャイナ・マネーを獲得し、今夏の移籍市場で派手な補強を繰り返しただけに、近年になく開幕前からサポーターの期待度が高まっていた。それだけに、モンテッラ監督にとっては新戦力がほとんどのチームで性急に結果を求められるという厳しい状況に直面している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images