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 不倫疑惑に揺れるSPEEDメンバーで参院議員の今井絵理子(33)に醜聞が止まらない。不倫相手とされる橋本健・神戸市議(37)は、今井との不貞愛の疑いだけでなく政務活動費の不正流用疑惑が持ち上がり、8月29日に議員辞職を余儀なくされたばかり。こうした中で今井にも新たな疑惑が浮上。現在発売中の『週刊新潮』(新潮社)が同僚議員らにビール券をばらまいていたことを報じている。

 週刊新潮の記事では、今井は騒動冷めやらぬ8月上旬、安倍政権の内閣改造に伴って役付きとなった同僚の国会議員十数名に、1人あたりビール券10枚をご祝儀として配り歩いたという。今井は全国区の比例選出の議員であるため、これらの国会議員も有権者に相当する。このため公職選挙法で禁じられている有権者への金銭・物品の寄付行為に抵触する疑いが生じた。

「ビール券を公然と配り歩くなんて議員として無知と言わざるを得ません。小池百合子(65)東京都知事の政敵だった都議会のボス・内田茂氏(78)も、有権者にビール券を配布したとして2015年に書類送検になっており、これは明白な違法行為です。しかも騒動の渦中で付け届けるとは、政治家としての資質が欠如していると言わざるを得ません」(政治部記者)

 今井の見識不足はいまさら言うまでもないが、ハートの強さだけはそこらの議員の比ではない。

■騒動の渦中で持論ぶちまける今井絵理子のハートの強さ

 騒動の渦中で持論ぶちまける今井絵理子のハートの強さが見られたのは、8月25日の自民党国会議員の文部科学部会の会合での一場面だ。自らの不倫、橋本氏の公金不正流用、SPEEDの同僚・上原多香子(34)の不倫&元夫の自死問題への積極関与と数々の疑念が持たれる中、今井は平然と障害者福祉の拡充について持論を展開していた。

「今井は橋本氏との不倫騒動の過程で、聴覚障害を持つ中学1年生の長男の育児放棄疑惑も持たれています。会合でわざわざ発言したのは、福祉問題を真剣に考えているというアピールなのでしょうが、これだけ疑念を抱かれてしまった以上、全く意味をなしません。世間の印象は最悪で、橋本氏に続いて議員辞職も現実味を帯びてきています」(週刊誌記者)

 橋本氏とそろって異性とカネへのだらしなさをみせつける今井。お相手は議員辞職を選んだ中、当の主役である今井が今後の身の振り方をどう選択するのかが注目される。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。