ドジャース・ダルビッシュ有（写真：Getty Images）

写真拡大

5日、テレビ朝日「ゴン中山＆ザキヤマのキリトルTV」では、「夏の甲子園直前SP」として過去の甲子園で生まれた名場面の数々を紹介。唇の動きから会話を読み取る読唇術を用いて、選手や監督の言葉や選手間のやり取りを解析した。

その一つとして同番組では、ドジャース・ダルビッシュ有にとって高校最後の試合となった2004年夏の甲子園3回戦・東北対千葉経大付の一戦をピックアップ。彼が高校最後の打席でつぶやいた一言を推測した。

千葉経大付戦まで2試合連続完封で勝ち上がってきたダルビッシュは、1点リードの9回、2アウト奪いながらも仲間のエラーから失点。同点に追いつかれた延長10回表、千葉経大付に勝ち越しを許してしまう。

無得点なら試合が決する10回裏の攻撃、2アウトで打席が回ってきたのがダルビッシュだった。その打席で2ストライクと追い込まれるや、ダルビッシュはチームメイトに滑り止めのスプレーを要求する。

この時、スプレーを渡したチームメイトに笑顔を見せたダルビッシュは、「最後かな、ドキドキするわ」と一言。再び打席に立つと「クソー、終わらせねぇぞ、これ」と自分に言い聞かせるように言い放ったが、その打席は見逃し三振、高校最後の夏が終わった。

なお、ダルビッシュは、昨年自身のTwitter上で、この時つぶやいたことについて質問を受けると「『ほんまにこれで終わりかよー』だったはずです」と語っていた。