「ミランの新10番」が決定! 本田圭佑から継承したのは?
前任者の本田圭佑が契約満了により昨シーズン限りで退団し、新シーズンに向けて注目を集めていた「ミランの背番号10」が、ついに決定した。
今年4月に中国資本となり、今夏はここまで7人の新戦力を獲得する積極補強を展開しているミランは、7月5日からキャンプイン。11日にはルガーノ(スイス)とのプレシーズンマッチに臨み、4-0の快勝を収めた。
その新生ミランの初陣で10番を背負っていたのは、レバークーゼンから獲得したハカン・チャルハノールだった。ポルトでナンバー10だった同じく新戦力のアンドレ・シウバをはじめ、既存戦力のジャコモ・ボナベントゥーラ、スソなどが継承する可能性も取沙汰されたが、結局はトルコ代表MFのニューフェイスが指名されている。
加入決定前の6月下旬に実施された『カルチョメルカート・コム』のアンケートでは、2500名のユーザーのうち、82%がチャルハノールの10番継承に賛成していただけに、大方のサポーターも満足だろう。
ウイングとインサイドハーフで併用されると伝えられていたチャルハノールは、このルガーノ戦は左ウイングで先発。動きの量こそ少ないが技術的にはまずまずのパフォーマンスを見せ、過去4年で5大リーグ最多の11本の直接FKを沈めている実績を考慮される形で、さっそくプレースキッカーも担った。
現地メディア『MilanNews.it』によると、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、新ナンバー10についてこう語っている。
「チャルハノールにまず必要なのはコンディションを上がること。処分で試合に出ていなかったから(5年前の移籍トラブルで今年2月から半年間出場停止だった)、そのへんは仕方がない。時間が解決してくれるだろう。カルチョは他の国のサッカーと違って、少し規律が必要とされる。(アタッカーも)攻撃さえすればいいわけじゃない。チャルハノールはそのあたりをすでに理解しているし、今日も守備をサボらず意欲的だった。彼は様々なポジションに対応できると思う。少しの自由を与えれば、その才能をより良く表現できるだろう」
レバークーゼンで2年間に渡って10番を背負った経験があるとはいえ、チャルハノールにとっては大きな挑戦となるナンバー10継承だ。
なぜならミランの10番と言えば、古くはニルス・リードホルム(元スウェーデン代表)やジャンニ・リベーラ(元イタリア代表)、シルビオ・ベルルスコーニ時代もルート・フリット(元オランダ代表)、デヤン・サビチェビッチ(元ユーゴスラビア代表)、ズボニミール・ボバン(元クロアチア代表)、マヌエル・ルイ・コスタ(元ポルトガル代表)、クラレンス・セードルフ(元オランダ代表)といった錚々たるレジェンドが纏ってきた伝説のナンバーだからだ。
セードフルが2012年夏に退団し、その後にエースナンバーを纏ったケビン=プリンス・ボアテング(現ラス・パルマス)と本田が期待を裏切っただけに、サポーターは「ミランの10番」が再び威厳を取り戻すことを強く望んでいる。
はたしてチャルハノールは、その期待に応えられるか。要注目だ。
今年4月に中国資本となり、今夏はここまで7人の新戦力を獲得する積極補強を展開しているミランは、7月5日からキャンプイン。11日にはルガーノ(スイス)とのプレシーズンマッチに臨み、4-0の快勝を収めた。
その新生ミランの初陣で10番を背負っていたのは、レバークーゼンから獲得したハカン・チャルハノールだった。ポルトでナンバー10だった同じく新戦力のアンドレ・シウバをはじめ、既存戦力のジャコモ・ボナベントゥーラ、スソなどが継承する可能性も取沙汰されたが、結局はトルコ代表MFのニューフェイスが指名されている。
加入決定前の6月下旬に実施された『カルチョメルカート・コム』のアンケートでは、2500名のユーザーのうち、82%がチャルハノールの10番継承に賛成していただけに、大方のサポーターも満足だろう。
ウイングとインサイドハーフで併用されると伝えられていたチャルハノールは、このルガーノ戦は左ウイングで先発。動きの量こそ少ないが技術的にはまずまずのパフォーマンスを見せ、過去4年で5大リーグ最多の11本の直接FKを沈めている実績を考慮される形で、さっそくプレースキッカーも担った。
現地メディア『MilanNews.it』によると、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、新ナンバー10についてこう語っている。
「チャルハノールにまず必要なのはコンディションを上がること。処分で試合に出ていなかったから(5年前の移籍トラブルで今年2月から半年間出場停止だった)、そのへんは仕方がない。時間が解決してくれるだろう。カルチョは他の国のサッカーと違って、少し規律が必要とされる。(アタッカーも)攻撃さえすればいいわけじゃない。チャルハノールはそのあたりをすでに理解しているし、今日も守備をサボらず意欲的だった。彼は様々なポジションに対応できると思う。少しの自由を与えれば、その才能をより良く表現できるだろう」
レバークーゼンで2年間に渡って10番を背負った経験があるとはいえ、チャルハノールにとっては大きな挑戦となるナンバー10継承だ。
なぜならミランの10番と言えば、古くはニルス・リードホルム(元スウェーデン代表)やジャンニ・リベーラ(元イタリア代表)、シルビオ・ベルルスコーニ時代もルート・フリット(元オランダ代表)、デヤン・サビチェビッチ(元ユーゴスラビア代表)、ズボニミール・ボバン(元クロアチア代表)、マヌエル・ルイ・コスタ(元ポルトガル代表)、クラレンス・セードルフ(元オランダ代表)といった錚々たるレジェンドが纏ってきた伝説のナンバーだからだ。
セードフルが2012年夏に退団し、その後にエースナンバーを纏ったケビン=プリンス・ボアテング(現ラス・パルマス)と本田が期待を裏切っただけに、サポーターは「ミランの10番」が再び威厳を取り戻すことを強く望んでいる。
はたしてチャルハノールは、その期待に応えられるか。要注目だ。