【警告】川崎=エドゥアルド(86分) 浦和=阿部(54分)
【退場】川崎=なし 浦和=遠藤(80分)
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

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[J1リーグ13節]川崎4-1浦和/7月6日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
2-0で折り返した後半に1点を返されて難しくなるが、この苦しい時間帯を凌ぎ切り追加点を奪って完勝。決定機を無駄にした後半がややマイナス評価。
 
【PHOTO】川崎が浦和を相手に4発快勝! 小林2得点、阿部がバースデーゴール!

【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 7
前後半に訪れた相手の決定機を防ぎ、チームを締めた。ボール回しにも加わり、最終ラインの逃げ道を作った。
 
DF
18 エウシーニョ 6
浦和が前線に5枚をかけた時も、落ち着いて判断。スペースを埋めて簡単にプレーさせなかった。もう少し攻撃に絡みたいところ。
 
23 エドゥアルド 4.5
球際で厳しくプレーしており浦和から自由を奪えていた点は評価したい。ただ1失点の場面でマークを外す。また李忠成に対するラフプレーはいただけない。反省してほしい。
 
5 谷口彰悟 6.5
何本か決定機を作られたのが課題だが、ビルドアップの起点として最終ラインを落ち着かせた。頼りになる存在だった。
 
7 車屋紳太郎 6(68分OUT)
攻撃参加による見せ場はそう多くは作れなかったが、代わりに駒井との1対1で魅せた。ほぼ抑えたが危ない場面も。リーグ戦の連続フル出場が途切れる
  
MF
21 エドゥアルド・ネット 7
浦和の攻撃の壁になる一方、攻撃面では大島とのコンビで中盤に君臨した。66分に逸した決定機が惜しまれるが、あの場面に顔を出した機動性を評価したい。
 
10 大島僚太 7
セカンドボールを落ち着かせて回収し、攻撃の糸口を作り続けた。柏木に付かれたが、気にせず試合を作った。
 
14 中村憲剛 7(76分OUT)
阿部が決めた2点目をアシストしたパスを筆頭に試合を作る。個人的に評価したいのは、1失点直後にチームを鼓舞したという声。勝利を陰ながらサポートした。
 
8 阿部浩之 7.5
小林の先制点をアシストすると、自らバースデーゴールを決めて試合を優位に運ぶ。また判断良くピッチを走り回り、守備面でも貢献した。
 
2 登里享平 5.5(HT OUT)
立ち上がりこそ攻撃に顔を出したが、全体の流れには関われておらず目立てなかった。前半だけで退いたのが気になるところ。
FW
11 小林 悠 7.5  MAN OF THE MATCH
先制点の場面の反転とその後のシュートは見事。決定機を外す場面はあったが、遠藤の退場を誘いつつPKを奪うと、これを沈め勝利を手繰り寄せた。
 
交代出場
MF
16 長谷川竜也 6.5(HT IN)
攻撃のグループの中では輝けていたとは言い難いが、4点目のドリブルシュートは見事。欲しがっていた結果を出した。
 
MF
41 家長昭博 -(76分IN)
途中交代出場の強みを活かし前線を動き回る。小林のPKを導く縦パスを頭で出した点は評価したいが、クロスの精度を上げたかった。
 
MF
6 田坂祐介 -(88分IN)
3点をリードしてから終盤に投入される。流れを明け渡さず、クローザーの役目をまっとうした。
 
監督
鬼木 達 7.5
相手が通常の3バックから4バックに変更し、意表を突いてきたとしても、それをピッチ上で跳ね返せるチーム作りができていた。浦和戦での4得点は文句の付けようがない。
 
※MAN OF THE MATCH取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
浦和 4
やりなれない4バックで自滅。特に前半の2失点はCBの間を抜かれたもの。酷すぎた。3バックに戻した後半にパワーを出すが、それでも1点止まり。現状は厳しい。
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
4失点はどれもGKにとっては厳しいもの。個人の問題ではなかった。最終ラインのパスに顔を出し、ボールを落ち着かせた点は評価したい。
 
DF                     
46 森脇良太 5
2点を追いかける後半に積極的に攻撃参加しており、チャンスメイクしていたのは評価できる。ただDFとして4失点は手痛い。
 
6 遠藤 航 3.5
言い訳のできない前半の2失点の対応はもちろん、PKを与えた守備のまずさは如何ともしがたい。1点差に追い上げた局面での一発退場で大敗の遠因に。
 
5 槙野智章 4.5
前半の2失点の場面で遠藤とともに、ど真ん中を破られる失態を犯す。反撃の狼煙を上げた1ゴールは見事。ただそこからの2失点は余分だった。
 
MF
24 関根貴大 6
劣勢の試合のなか、淡々とチャンスメイクし続けて浦和の希望となる。ただ、結果的にゴールは生み出せなかった。
 
18 駒井善成 5.5
前後半を通して仕掛けの意識を保ち続け、右サイドから攻撃を作ろうとした。ただ効果的な形には至らなかった。
 
22 阿部勇樹 5
4バックの前半に、CBの間にポジションを落とすことで中盤にスペースを作りすぎた。もう少しポジションを前目に取っても良かったのでは。
 
3 宇賀神友弥 5.5(HT OUT)
サイドバックとして前半のみ出場。その前半は前線に顔を出して攻撃をサポートした。ゴールに結び付けられなかったのが残念。
 
10 柏木陽介 5.5
大島僚太にマークに付くことで良さを出せなかった側面がありそう。川崎の急所を突く縦パスで脅かした。1点を返したCKの精度は見事。
 
30 興梠慎三 5
関根からのパスを受けた前半の決定機を逃した場面を筆頭に、チャンスを決めきれず。チームに勢いをもたらせなかった。
FW
8 ラファエル・シルバ 4.5(67分OUT)
53分のエリア内での決定的なシュートを決めきれないなど、ストライカーとしての役割を果たせず。あまり試合に絡めなかった。
 
交代出場
FW
9 武藤雄樹 5(HT IN)
攻撃面を期待されて後半からピッチに立つが、思うように攻撃に顔を出せず。試合終了間際に決定的なバックヘッドを放つが、GKにキャッチされた。
 
FW
20 李 忠成 5(67分IN→88分OUT)
攻撃面のテコ入れを意図して投入されたが、消える時間が長かった。終盤にエドゥアルドのラフプレーで負傷し交代。怪我の具合が気になる。
 
MF
16 青木拓矢 -(88分IN)
李の負傷退場のアクシデントにより緊急投入。3点を追う場面での起用は自他ともに想定外だったはず。
 
監督
ペトロヴィッチ 3.5
前からプレスに行くべく4バックで試合に入った前半に、ペースを奪われ2失点。後半、3バックに戻し互角の勝負に出るが、前半の2失点が響き失点を重ねる形に。チームを自滅に導いてしまった。
 
取材・文:江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
 
※MAN OF THE MATCH取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。