マルティノス&山中の美弾で大宮を下した横浜FMが5連勝《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第17節の大宮アルディージャvs横浜F・マリノスが1日にNACK5スタジアム大宮で行われ、1-2で横浜FMが勝利した。

▽ここまで4勝2分け10敗で15位と苦しむ大宮と、9勝2分け5敗で5位につける横浜FMが激突した。2連勝中の大宮は、3-0で勝利した前節のサンフレッチェ広島戦から渡部に代えて奥井を起用する1点を変更。一方、4連勝と勢いに乗る横浜FMは、2-0で勝利した前節のヴィッセル神戸戦と同様のメンバーで臨んだ。

▽試合序盤は一進一退の攻防が繰り広げられる。どちらもマイボールを大事にしていく中、横浜FMは積極的に前線からプレッシャーをかけてショートカウンターを狙う。

▽ハーフタイムにかけても拮抗した展開となる。ボールを保持したのは横浜FMだが、大宮の統制がとれた守備を前に、なかなかアタッキングサードで仕掛けられない。

▽一方、ボールを丁寧につなぎながらシンプルに攻める大宮は34分、左サイドの和田がアーリークロスを供給すると、正面の江坂が厳しい態勢ながらも合わせる。しかし、このシュートはわずかに枠の右にはずれた。

▽対する横浜FMは、38分にセットプレーからゴールに迫る。天野の左CKにファーサイドの中町が頭で合わせる。しかし、高い打点から放たれたヘディングシュートは、わずかに枠の右にはずれた。

▽迎えた後半も好勝負となるが、スコアを動かしたのは横浜FMだった。バイタルエリアでドリブルを仕掛けたマルティノスがペナルティアーク付近で右足を振る。鋭いシュートがゴール左隅に決まり、マルティノスの今季3得点目で横浜FMが試合の均衡を破った。

▽これで勢いに乗った横浜FMは、続く68分にファインゴールで追加点を記録。ボールを持って前に出た左サイドバックの山中がボックス左手前で左足を一閃。強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さり、横浜FMが0-2とした。

▽2点のビハインドを背負った大宮だが、73分に大前に代えて菊地を投入すると、ここから猛反撃。すると、78分に1点を返す。右サイドでFKを獲得し、キッカーの大山がゴール前にクロス。これに頭で合わせた菊地のゴールで1-2とした。

▽大宮はさらに、途中出場のマテウスが鋭い仕掛けから際どいミドルシュートを放つなど、同点弾を狙う。しかし、横浜FMも何とか反撃を凌いで逃げ切りに成功。横浜FMが敵地での一戦をモノにし、5連勝を達成した。なお、横浜FMのDF中澤佑二は今回の一戦をフル出場したことで、J1通算連続フル出場試合数でフィールドプレーヤーとして歴代最多となる140試合の記録を樹立した。