酪王乳業(福島県郡山市)の「酪王いちごオレ」を使用した菓子パン「酪王いちごオレパンケーキ」が2017年6月20日、東北(青森、岩手、宮城、福島)のミニストップ245店(5月末時点)で発売される。

「酪王いちごオレ」は、福島県民のソウルドリンク「酪王カフェオレ」の姉妹品。ミニストップでは1月に、「酪王カフェオレ」を使用した菓子パン「酪王カフェオレパンケーキ」も発売していて、これがコラボ第2弾商品となる。


「酪王いちごオレパンケーキ」(ミニストップのプレスリリースから)

「いちごの甘酸っぱい香りを楽しめる商品」

酪王カフェオレは1976年以来、福島県内のスーパーやコンビニ、学校や職場の自動販売機などで販売され、数年前から首都圏の一部店舗でも取り扱われている。東京・秋葉原駅のホームの「ミルクスタンド」や、駅中コンビニの「ニューデイズ(New Days)」(JR東日本リテールネット)、福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館MIDETTE(ミデッテ)」などだ。

「酪王カフェオレ」(Haruhiko Okumuraさん撮影、Flickrから)

その酪王カフェオレの姉妹品が「酪王いちごオレ」だ。2014年に発売したばかりだが、すでにツイッターでは、福島県民を中心に「好き」「美味しかった」など高評価だ。

ミニストップとのコラボ商品は、プレスリリースによると、

「ふんわりもっちりとしたパンケーキに、『酪王カフェオレ』の姉妹品である『酪王いちごオレ』を使用したホイップクリームをサンドしました。いちごの甘酸っぱい香りを楽しめる商品です」

という。


「酪王カフェオレパンケーキ」(ミニストップのプレスリリースから)

「カフェオレ」は、老舗和菓子メーカーとコラボ

一方、本家の「酪王カフェオレ」の人気も衰えない。酪王乳業は16年11月、新商品の「酪王カフェオレ・アイスクリーム」を発売し、これがSNSなどで、一大ブームを巻き起こした。フジテレビの運営するニュースサイト「ホウドウキョク」の17年1月23日付記事「売り切れ続出、食べたくても食べられない!福島県の『幻のアイス』とは?」によると、冬なのに2週間で6000個を完売する異例の売れ行きだったという。

またミニストップに続いて、県内で160年の歴史を有する和菓子メーカー「柏屋」(郡山市)とのコラボレーションも行った。「柏屋」の各店舗で17年4月から、「酪王カフェオレシュー」が発売されている。

東京にある福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館MIDETTE」は6月24日11〜18時、「第2回酪王フェア」を開催する。酪王カフェオレを無料で試飲でき、福島県内の数店舗でしか食べられない「酪王カフェオレソフト」、酪王カフェオレシューを味わえる。首都圏の読者はぜひ、行ってみるといいだろう。


「日本橋ふくしま館MIDETTE」の公式サイトから(スクリーンショット)

ツイッターでも、「酪王フェア」は反響を呼んでいる。