名古屋城天守閣(Miya.mさん撮影、Wikimedia Commonsより)

2017年6月10日放送された、NHKの人気番組「ブラタモリ」の名古屋地区の平均視聴率が、17.5%だった(ビデオリサーチ社調べ)。同番組の名古屋地区視聴率では過去最高を記録した。

タモリさんは、1980年代、「名古屋いじり」をネタにしていた時期があった。「名古屋人は『エビフライ』を『えびふりゃー』と呼ぶ」「名古屋弁の語尾は、ミャーミャーと聞こえる」といった定番ネタと、それらを誇張した名古屋弁模写が全国で受けたのだ。

そんな因縁の地、ある意味「敵地」に乗り込むような「ブラタモリ」名古屋篇に、危ぶむ声も多かった。ところが放送された番組では、実は名古屋出身の友人が多く、「名古屋弁はネイティブに近い」と告白、滑らかな名古屋弁を披露する場面もあった。

タモリさんが名古屋城や城下町跡などを訪れ、徳川家康の都市計画の構想などが紹介されると、視聴率はぐんぐん上がっていったのだ。

「誤解してたのかも...」「保存版だがね」と名古屋人告白

ツイッターには名古屋出身者や愛知県民からの感想が寄せられている。

「確かに昔は名古屋の事、バカにしとるなぁ?って思っとったけど、誤解してたのかも、って今回の放送で思った」という人もいた。「『知っとられる?』なんてお上品な名古屋弁、久々に聞いた」という感想も......。

「名古屋地区で視聴率17.5%だったんだ〜」と素直に喜ぶ人も多かった。それにしても「Dr.スランプ アラレちゃん」は40%を超えていたとは......。

「保存版だがね」と言い切る人もいる。「知らないことが多くて勉強になりました」と名古屋人からの感想だ。次回6月17日の熱田篇を期待する人も多い。