日本と中国ではトイレについて、1つ異なる習慣がある。それは使用済みのトイレットペーパーの扱い方だ。日本では使用済みの紙はそのまま便器に捨てて流してしまうが、中国では水洗トイレであっても紙を流すと詰まってしまう可能性が高いため、今でもトイレ内に設置してあるゴミ箱に捨てるのが一般的だ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本と中国ではトイレについて、1つ異なる習慣がある。それは使用済みのトイレットペーパーの扱い方だ。日本では使用済みの紙はそのまま便器に捨てて流してしまうが、中国では水洗トイレであっても紙を流すと詰まってしまう可能性が高いため、今でもトイレ内に設置してあるゴミ箱に捨てるのが一般的だ。
 
 日本を訪れた中国人旅行客のなかには、日本のトイレでも中国国内の習慣のまま用を足してしまう人がいるようだ。中国メディアの今日頭条は10日、「日本のトイレでは中国語で中国人に向けて注意書きが貼られていることがある」と紹介し、同じ中国人として非常に「恥ずかしいこと、この上ない」と論じている。
 
 記事は、中国では洋式のトイレでも、和式のようにしゃがんでする形式のトイレでも「ゴミ箱」が設置してあるのが普通だと伝える一方、日本のトイレには、使用済みのトイレットペーパーを捨てるためのゴミ箱は設置されていないと紹介。日本の習慣では、使用済みの紙はそのまま流してしまうのが普通だと伝える一方、「日本を訪れる中国人旅行客の多くは日本の習慣を知らず、使用済みの紙を流さないケースがある」と指摘した。
 
 さらに、日本では公衆トイレであっても自分が汚してしまったら、汚した分を自ら掃除する人がいるほど清潔さに気を使っている人が多いと紹介し、そのような日本で使用済みの紙を流さずに、ゴミ箱や床に捨てたら大きな問題になってしまうと指摘。
 
 日本国内の観光地など、中国人旅行客が多く訪れる場所には、トイレの使用方法や使用済みの紙の捨て方などを中国語で説明した注意書きが貼られている場合があると写真で紹介し、「同じ中国人として恥ずかしい」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)