幕府との架け橋になった「珠姫さま」
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年5月31日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢市小立野にある天徳院から中継を行っていました。このお寺は、「珠姫の寺」とも呼ばれ、珠姫さまが祀られているお寺なのです。
天徳院（Lombrosoさん撮影、Wikimedia Commonsより）
珠姫さまといえば、石川県民にとっては「金沢百万石祭り」のパレードで、小さな女の子がその役をつとめるため、幼いイメージがあります。では、どんな人生を送った方なのでしょうか？
8人の子を産み、24歳で死去
実際は、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の次女として生まれ、3歳で金沢にお輿入れ、後に加賀藩3代藩主の前田利常の妻となります。24歳で亡くなるまでに、8人の子を産み育てた立派なお母さんです。
「天徳院」は珠姫の戒名であり、珠姫以外にもお子さんもたくさん祀られています。利常は、大きな土地を確保でき、葬儀を火葬をおこなうことができたこの場所に天徳院を建立しました。
時代に翻弄された珠姫さまですが、利常やお子様たちからたいへん愛されていたことが覗えますよね。（ライター：りえ160）
