【警告】大宮=渡部(81分) 浦和=R・シルバ(33分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】茨田陽生(大宮)

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[J1リーグ・9節]大宮 1-0 浦和/4月30日(日)/NACK

【チーム採点・寸評】
大宮 7.5
割り切って守備に徹して、シンプルに相手最終ラインの裏を突く。球際で身体を張るのを厭わないなど全員がハードワークを怠らず、“さいたまダービー”で金星を掴み取った。耐えて、耐えて、耐え続けた先の勝利はまさに大宮らしかった。
 
【大宮|採点・寸評】
GK
21 塩田仁史 7
相手との衝突を怖れずに果敢にボールへアタックするなど、自身の仕事を黙々とこなした。42分のビッグセーブを筆頭に、相手の決定機で最後の壁として君臨。守護神として頼もしかった。
 
DF
13 渡部大輔 6.5
タイミングの良い駆け上がりで味方のパスコースを作る。32分には長谷川の落としからあわやのシュートを放った。守備でも距離を上手く潰して、相手に自由を与えなかった。
 
4 山越康平 6.5
43分に致命的なミスを犯すなど不安定さも。しかし、69分には気迫溢れるブロックを見せ、その他の局面も高さを武器に浦和の攻撃を撥ね返し続ける。完封という結果でアピールに成功した。
 
3 河本裕之 7
67分に森脇のクロスをクリアミス。ただし悪目立ちしたシーンはそれくらいで、途切れぬ集中力と闘志の溢れるプレーで最終ラインを統率した。最終局面での寄せも素晴らしい。
 
22 和田拓也 6.5
単独で関根のドリブルを止められないとみるや、左サイドハーフに入った長谷川や大山と協力。45+1分の決定機逸こそ減点材料だが、自サイドを瀬戸際で守り切る様はさすが。
 
MF
23 金澤 慎 7
キャプテンマークを巻いて、中盤を縦横無尽に走り回る。スペースを埋め、ボールホルダーに食らい付き、厳しいマークで興梠を苦しめ続けた姿は、まさに“大宮の魂”と呼ぶに相応しかった。
 
47 岩上祐三 7
危険なスペースをいち早く察知して、素早い判断でフォローするなど、気の利いたポジショニングで周囲を助けた。攻撃では機を見てフリーランし、前線を助けた。
 
28 長谷川アーリアジャスール 6(HT OUT)
32分に茨田のパスを受け、渡部の決定機を演出。関根の突破力に手を焼いた和田のカバーに回って最終ライン付近まで落ちるシーンが多く、攻撃よりも守備に力を使った印象だ。
MF
MAN OF THE MATCH
40 茨田陽生 7 
「絶対にネットを揺らしてやろう」という気持ちが63分に実る。強烈な一撃で今季初勝利を手繰り寄せた。冷静なボール捌きや献身性も見せ、MOM選出は文句なしだろう。
 
FW
7 江坂 任 6.5(87分OUT)
狭いスペースでもボールを収めて、綺麗にターン。ボールを持ち過ぎて潰される場面もあったが、それが撒き餌となって茨田を生かす結果に。63分の決勝弾はこの男の好判断からだ。
 
44 瀬川祐輔 6(72分OUT)
第1の矢として最前線からチェイシングを怠らず。 ただ、22分、55分、60分、67分と決定機を生かせなかったのはマイナスポイント。決定力アップなくしてチームの上昇はない。
 
交代出場
MF
15 大山啓輔 6.5(HT IN)
長谷川に代わって後半の頭からピッチに立つ。確かなテクニックでボールを落ち着け、的確なプレー判断で浦和の守備をいなした。守備で最後まで足を伸ばす姿も好印象だった。
 
FW
14 清水慎太郎 6(72分IN)
瀬川と同様にチームに尽くす姿を披露。シンプルに前へと蹴られるボールを追い、溜めを作って守備陣の押し上げを助ける。ただ、この展開では仕方ないがゴールを求めたい。

DF 
25 高山和真 -(87分IN)
攻勢を強める浦和に対して、真ん中を固めるべく投入される。クロスやロングボールに対して慌てることなく対応し、渋谷監督が託した役目を果たす。クローザーとしてアピールした。