安保理が北朝鮮のミサイル発射を非難する声明を発表した(イメージ)=(聯合ニュース)

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【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会が20日(米東部時間)、北朝鮮による16日の弾道ミサイル発射実験を強く非難し、新たな挑発の自制を促す報道声明を全会一致で発表した。北朝鮮の弾道ミサイル発射実験は失敗といえども安保理決議に明白に違反すると指摘し、さらなる挑発には制裁決議を取ることもあり得ると警告した。

 北朝鮮の挑発を非難する安保理の声明は今年5回目。
 声明は米国を中心にまとめられた。北朝鮮のミサイル発射実験は核兵器の運搬システムの開発につながり、北東アジアの安定を害する行為だと非難した。
 北朝鮮政権に対し新たな挑発を自制するよう求めた上で、挑発に踏み切った場合、これまで表明している通り「重大な追加措置」を取ると警告した。この追加措置に制裁決議が含まれることを、安保理の報道声明で初めて明示した。
 度重なる安保理の警告にもかかわらず北朝鮮が挑発を続ければ、声明にとどまらず、新たな制裁決議の採択を推進することを指すとみられる。
 一方、ロシアはこれまでの声明と同様に「対話を通じた(解決)」という表現を盛り込むよう主張。声明に追加された。
mgk1202@yna.co.kr