酢豚にパイナップル、「あり」が6割超! 都道府県別の違いは...
中華料理の定番メニュー・酢豚には、ピーマンやニンジン、タマネギなどの野菜に混じり、果物のパイナップルが入っていることがある。
なぜパイナップルを入れるのか、調理法の発祥には諸説がある。清王朝の料理人が欧米人の客に高級感あふれる料理を出そうとした際、酢豚の具材に当時の高級食材、パイナップルを使用したのが最も有力だとされている。
Jタウン研究所は1カ月以上、「酢豚にパイナップルはありか?なしか?」という都道府県別のアンケート調査を行っていた(総投票数804票、2017年2月28日〜4月4日)。はたして、その結果は――。
「あり」派が100%だったのは?
アンケートの結果、「あり」が62.3%、「なし」が37.7%で、パイナップル入りの支持者は6割を超えることが分かった。
47都道府県別に分類すると、下の地図のようになる。「あり」の割合が50〜70%の都道府県と、「あり」「なし」が拮抗している都道府県が多数を占めている。
関東圏を見てほしい。千葉県(68.8%)、東京都(60.0%)、神奈川県(63.2%)、埼玉県(58.8%)......。多くの都県で、「あり」が半数超にのぼった。
東京都の結果(Jタウンネット調べ)
「あり」派が100%と他県を圧倒したのは、茨城県と鳥取県、佐賀県。石川県も91.7%と高く、福井県(66.7%)や富山県(66.7%)などの隣県に違いを見せつけた。岐阜県も、83.3%と高かった。
近畿地方では、奈良県(85.7%)と滋賀県(83.3%)が大阪府(68.6%)や京都府(64.3%)、兵庫県(69.2%)をリードした。近畿圏のベッドタウンと位置付けられる両県は食文化の面でも、京阪神の都市部と違いがあるのかもしれない。