高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。2月20日(月)の生放送ではマグロ仲卸「鈴与」の三代目で、一般社団法人シーフードスマート代表理事の生田よしかつさんが登場。築地市場に関する様々な疑問について語ってくれました。



東京ドームおよそ5個ぶんの敷地をもつ築地市場は繁華街から近く、周囲には高層ビルが立ち並びます。生田さんとともに取材で実際に築地市場を訪れてみても、まずはその立地に驚いたというたかみな。そもそもなぜあの場所に市場が作られたのか。

「現在はトラックが主ですが、昔は船と列車が築地の流通の要でした。そのため海、川のそばの立地となっています。現在は廃線となっていますが、場内には国鉄の東京市場駅がありました。レールにはより多くの貨車を入れるためにカーブが付いていて、それに合わせ市場の建物もカーブ状に配置されています。船と列車の流通ということで考えると、理に適っているんです」と生田さんは話します。

築地市場は昭和10年開業。生田さんいわく、市場内には580店ほどのお店がひしめいています(生田さんが市場に出入りするようになった35年前は、1200のお店があったとか!)。「場内は信号もないなか、車やターレ、観光客のみなさんが自由に行き交っていて、古き良き日本のノスタルジーを感じました。ただ、どうしても個々のお店のスペースは狭いですね。正直あの広さで足りているんですか?」とたかみなが尋ねると、生田さんは「もちろん広い方がいいけど……(笑)個々のお店のスペースは卸売市場法で決まっているから、国会で議論して法律を変えてもらわなければ広くできない。これは豊洲に移転しても同じ。築地市場も元々は日本橋の魚河岸から移転してきて、当時は三越前で、各店舗板一枚のスペースで売っていた。それが(法律の)元になっているんだ」と意外な理由を明かしてくれました。また、世間で話題の移転の是非について、「(築地は)船と列車の流通には適していても、今の時代に取り残されてしまっている。豊洲は今の4倍の広さで、屋根と柱だけの築地とは違って閉鎖型になる。食の安全を考えたとき、衛生にも力を入れている豊洲市場のほうがいいと思う」と私見を語ってくれました。

2月21日の(火)の放送では、コンビニ研究家の田矢信二さんが登場します。お楽しみに!

【番組概要】

番組名:高橋みなみの「これから、何する?」

放送日時:毎週月〜木 13:00〜14:55

パーソナリティ:高橋みなみ

番組ホームページ:http://www.tfm.co.jp/korenani http://www.tfm.co.jp/korenani

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聴取期限 2017年2月27日 AM 4:59 まで

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