アーセナル、トリノFWベロッティ獲得に80億円の正式オファーを掲示! トリノSDが認める

写真拡大

▽アーセナルが、トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(23)の獲得に向けて、6500万ユーロ(約80億円)の公式オファーを送っていたようだ。トリノのジャンルカ・ペトラーキSD(スポーツ・ディレクター)がイタリア『スカイ・スポルト』のインタビューで明かした。

▽2015年夏にパレルモから加入したベロッティは、加入初年度にリーグ戦12ゴールを挙げてブレイクを果たすと、今シーズンはリーグ戦16試合の出場で13ゴールと、昨季を余裕で上回るペースでゴールを量産。また、昨シーズンまでトリノを率いていたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が率いるイタリア代表でも、ここまで5試合3ゴールと新たなエースFWとしての活躍が期待されている。

▽現在、プレミアリーグを中心に多くのビッグクラブの注目を集めるベロッティに関して、以前から有力な移籍先候補の1つに挙がっていたアーセナルが、6500万ユーロの巨額オファーを掲示していたことが判明した。

▽『スカイ・スポルト』のインタビューで今回の噂の真偽について問われたペトラーキSDは、「イエス、我々はオファーを受け取った。しかし、そのオファーはプレーヤーの価値を反映したものではなかった」と、アーセナルからのオファーを認めつつも金額に納得できず、固辞したことを明かした。

▽また、同SDは「とにかく、今のところ彼は何処にも行かない。我々は彼のプレーをもっと楽しみたいと思っているし、将来に何が起こるか見てみたいと思っている」と、現時点で同選手を放出する意思がないことを断言した。

▽また、トリノは昨年12月にベロッティと2021年6月30日までの新契約を締結している。この新契約に際して、トリノは同選手に対して、国外のクラブのみに有効な1億ユーロ(約123億円)の契約解除金を設定している。そのため、アーセナルを含め国外のクラブは、トリノとの交渉で合意を取り付けるか、1億ユーロを支払う必要がある。

▽なお、イギリス『サン』の伝えるところによれば、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、今夏流出の可能性があるチリ代表FWアレクシス・サンチェスの後釜として、プレースタイルは異なるものの、卓越した得点力を持つベロッティの獲得を熱望しているという。当初は今冬の獲得を望んでいたが、今夏の獲得に向けて今後も粘り強く交渉を続けるようだ。