PASMOやSuicaは10年の命! ご用心、しまったままのカードは使えなくなる

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駅に、
「長期間使用していないPASMOは、ございませんか?」
というポスターが貼られていた。

なんだろう? と思ってよく見ると、PASMOは10年間使っていないと、使用できなくなると書いてある。

これって意外と知らない人も多いのでは?

●PASMOだけでなくSuicaも期限は10年
PASMOのサービスが開始されたのは、2007年3月18日。
つまり今年の3月でちょうど10年となり、有効期限が切れてしまうカードが出てくる可能性があるというわけだ。
そのための、告知ポスターなのだ。

筆者の場合、幸いなことに、PASMOは日常使用している1枚だけなので問題なかったが、気になって調べてみたら、なんとSuicaも同様に10年使用していないと使えなくなってしまうのだそうだ。

Suicaに関しては、記念の特別な絵柄のカードも多く、複数枚持っているという人も多いのではないだろうか。そしておそらく、記念のカードはきれいに取っておきたいから、ずっとしまったままなのではないだろうか?

●カードが失効したら、お金はどうなる?
カードが失効した場合、そのカードにチャージされていた金額はどうなるのか? そしてデポジットは? ここが一番気になるところだ。

PASMOの場合、失効した場合、これらの金額は一切戻ってこない。カードが使用できなくなるだけでなく、なんとお金までなくなってしまうのだ。
これはイタイ。

Suicaの場合は、新しいカードに取り替えるか、払い戻しが可能だ。
しかし、どちらの場合も、失効したカードは回収となってしまう。
つまり、記念の特別なカードはなくなってしまうのである。

それがいやならお金をあきらめるしかない。苦渋の選択を迫られることとなる。

●失効する前にやっておきたいこと
特別なカードでなければ、払い戻してしまうのが一番よいだろう。

もちろん使用すれば期限は延びるので、とりあえず使うという手もあるが、日常使っているカードが別にある、長期間使用しない可能性があるというのであれば、払い戻しておく方がベストだ。

問題は、カードだけを取っておきたい場合だ。
この場合は、とにかく有効期限内に、チャージ金額を使い切るようにするのがいいだろう。

PASMOもSuicaも乗車するだけでなく、買い物や食事にも使うことができる。しかも非接触型だから、カード自体に傷がつくこともない。デポジットについてはどうしようもないが、少なくともチャージした金額が無になることは防げる。

今一度、タンスや引き出しの中にしまい込んだままになっているカードがないかどうか探してみよう。