ジェイミー・ヴァーディーにとっては、最高のクリスマスプレゼントとなったかもしれない。ボクシングデーの26日、レスター・シティのサポーターがエヴァートン戦でヴァーディーのお面をかぶり、出場停止となったエースを支援したのだ。

ヴァーディーは17日のプレミアリーグ第17節ストーク・シティ戦で、相手選手に危険なタックルを見舞ったとして一発退場となり、3試合の出場停止を命じられた。クラブは異議を申し立てたものの、リーグから却下され、ヴァーディーはエヴァートン戦から3試合に出場できなくなった。

チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント進出を果たしたレスターだが、プレミアリーグでは奇跡の優勝を果たした昨季から一転して下位に低迷している。そんななか、エースの不在はチームにとって小さくない打撃だ。今季5得点にとどまっているヴァーディー本人も、落ち込んでいるだろう。

そんなエースを励まそうと、レスターのサポーターは本拠地にヴァーディーのお面を用意した。3万人を超える観客用のお面がズラリと並ぶ姿は圧巻の一言。まさに「ノー・ヴァーディー、ノー・レスター」だ。




サスペンションのヴァーディーは、スタンドで試合を観戦。席に置かれたお面を自らかぶった。


だが、ファンの想いもむなしく、エースを失ったレスターは0-2と敗戦。第18節を終えて降格圏に勝ち点3差の16位と低迷が続いている。