9日、フジテレビ「ユアタイム」では、8夜連続放送企画「プロ野球選手が選ぶNo.1は!?」を放送。6回目となる今回は、プロ野球選手100名が選ぶ「コントロール部門」の結果を発表した。

4位：岸孝之（西武）
通算103勝、来季より楽天に移籍をする32歳、岸が10票で4位に。西武・浅村栄斗は「調子が悪くても良くてもコントロールはブレない」といい、日本ハム・増井浩俊は「キャッチャーの構えたところに吸い込まれていくような」と表現した。

3位：野村祐輔（広島）
広島躍進の原動力となった、セ・リーグ最多勝投手で前田健太が抜けたチームの新エース・野村が11票で3位。DeNA・倉本寿彦が「あんまり甘いところにこないような。打たされてしまう」と話すと、ヤクルト・坂口智隆は「対戦したくないなーって」と。また、ヤクルト・川端慎吾は「本当に四隅を使って投球していた。色んな工夫をしていたというか」と切り出すと、「プレートの位置を変えたり、色んなことをして抑えにきてたので今年は特にあいつにやられた」と、その成長を称えた。

2位：石川歩（ロッテ）
規定投球回に達した投手の中では、与四球が22と最も少ないロッテのエース・石川が12票で2位。西武・秋山翔吾が「どの球種も決め球になるし、カウント（を取る）ボールにもなる」と話すと、チームメイトの鈴木大地は「思っていた通りのところに投げているので見ていてゲームみたい」と語った。

1位：菅野智之（巨人）
19票を獲得し1位に輝いたのは、今季の防御率が2.01で12球団最高の成績となった巨人のエース・菅野だった。DeNA・戸柱恭孝が「どの球種もミットの構えたところにいっている気がします」と話すと、オリックス・西勇輝も「両サイドにしっかり投げきれる」と称賛。

広島の選手勢に至っては、「一球一球の球が全て一級品」（新井貴浩）、「ストライクと分かってても手が出ないような、ピタッとくる球。ちょっとお手上げ」（鈴木誠也）、「尊敬しかない。次野球選手だったらああいうピッチャーになりたい」（丸佳浩）とライバルに最大級の賛辞を送った。