25日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、野球解説者・山本昌氏が宮崎で行なわれた巨人秋季キャンプを現地取材。今月11日の収録として高橋由伸監督に行ったインタビューの模様を伝えた。

若手中心で平均年齢は24.3歳という今回のキャンプについて、「若手をなんとか鍛え上げるというのが一番のテーマ」という高橋監督は「坂本しか20代のレギュラーがいないので、やはり20代のレギュラーを作りたい」と話した。

すでに日程を終了してはいるが、そんな巨人秋季キャンプの練習時間は10時間にも及んだという。山本氏が「量がすごい」などと驚くと、高橋監督は「彼らには量が必要な時期。とにかく量をやらせて体に染み込ませなくちゃいけない」と切り出し、自分自身の現役時代にも触れると「打つことに関しては量をやらないと上手くならないと思ってました」と持論を展開した。

また、監督1年目を終えた高橋監督は「色々と難しい。2位と言っても首位からだいぶ離された2位。悔しさも感じつつ、力のなさも感じつつというシーズン」と省察。具体的には「代えるというところではピッチャーもそうですけど、野手も”この選手に代打を出した方がいいのか”という難しさを感じた」などと采配の難しさを口にした。

さらに「野手に関しては我慢した方」という高橋監督。実際、今季は山本泰寛や吉川大幾、辻東倫など経験の浅い若手をスタメンで使う場面も度々見られたが、「勝たなくちゃいけないこともそうですけど、（選手には）苦しいところを一歩超えてほしい。そうじゃないと野手もレギュラーにはなれないと思いますし、そういったところは少々の我慢は必要」と若手に奮起を促した。