侍ジャパン・鈴木誠也【写真:Getty Images】

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メキシコ代表のゴンザレス兄弟が広島・鈴木を称賛「見る度に成長」

 メキシコ代表のエドガー・ゴンザレス監督、エイドリアン・ゴンザレス内野手(ドジャース)が10日、侍ジャパン日本代表のフリー打撃を視察。2人そろって広島の鈴木誠也外野手を高く評価した。

 巨人でもプレーし、現在は巨人駐米スカウトを務めているエドガー監督。ドジャースの主砲を務める弟のエイドリアンと共に、日本-メキシコ戦前に行われた侍ジャパンの打撃練習を視察した。まずは兄のエドガー監督が鈴木を絶賛した。

「大谷の能力が高いし、山田、筒香、チームメートだった坂本も。あとは鈴木選手はすごくいい選手に感じる。本当に見る度に成長している。練習でも何をすればいいかを知っているようだ」

 続いて弟のエイドリアンも、真っ先に鈴木の名前を挙げた。

「練習だけだが、鈴木選手の能力は非常に高いように見えました。大谷選手はもちろんすごかった。遊撃の坂本選手は能力、技術の高さを感じました」

高卒4年目で打率.335、29本塁打、95打点、この日のヒットに「いいスイングをしていた」

 メジャー通算308本塁打。14年に116打点を挙げて打点王に輝くなど100打点以上を7シーズンで記録しているスラッガーの目にも留まった。

 高卒4年目、22歳の鈴木は今季、打率.335、29本塁打、95打点をマーク。チームのリーグ優勝に大きく貢献し、6月17、18日のオリックスとの交流戦(マツダスタジアム)では2試合連続サヨナラ本塁打を放ち、緒方孝市監督から「神ってる」と評された。

 この日の試合では「8番・右翼」でスタメン出場し、8回の第4打席でセンターへヒットをマーク。存在感を放った。ゴンザレス監督は試合後も「鈴木はいいスイングをしていた」と賛辞を贈っていた。

 共にメジャーリーグでのプレー経験のある“ゴンザレス兄弟”の言葉を励みに、さらなる飛躍につなげたいところだ。