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ブームの後押しもあって、すっかり私たちの生活にパートナーとして溶けこんだ「猫」。InstagramなどのSNSに、愛猫の写真を載せている人も多いはず。だけど、自分で撮影した写真を見直して「ウチの子はもっとかわいいのに…」と不満をおぼえた経験はないだろうか。

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そんな愛猫家のため、ニコンの公式ホームページに設けられた「Enjoy ニコン 撮る×まとめる×作る 写真のある生活」では、上手な“猫撮り“のポイントを紹介している。きまぐれで動きのすばやい猫をどう撮影すればいいのか? ぜひプロのアドバイスを参考にさせてもらおう。

1. 複数の猫を一緒に

おもちゃを動かすなどして複数の猫が一斉に同じ方向を見た瞬間がシャッターチャンス!猫たちの目線を合わせるのが難しいときは1匹を主役に決めて、主役の子のタイミングでシャッターを切りましょう。

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

多頭飼いの猫たちを撮影するときは、同じフレームに収めること、一体感を出すことがなかなか難しいもの。あえて1匹だけに狙いを絞るテクニックもあるようだ。

2. ごはん&おやつの時間

ごはんやおやつを食べているときは、猫の動きが止まりやすくなります。撮影するときは表情がわかるように猫の目線に合わせ低いアングルで撮ってあげるのがおすすめ!

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

ごはん中に写真を撮りやすいのは、猫好きさんなら経験的によく知っていることだろう。たいていの家庭ではごはん皿が低い位置にあるので、撮影アングルには気を配りたい。

3. モノクロ撮影

ピクチャーコントロールの「モノクローム」を選べば簡単にモノクローム写真が撮影できます。カラーとは違った雰囲気のおしゃれな写真に。また背景に生活感が写り込んでしまう場所での撮影でごちゃごちゃした印象が軽減されるというメリットも!

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

ついつい愛猫の毛色を見せたくてカラー撮影だけになりがちだが、あえてモノクロで普段とは違った雰囲気を出すのがプロの技。お昼寝中や窓際でたそがれている表情を撮ったりするには最適かもしれない。

4. 顔のアップ

普通の顔だけの写真からさらにググッと寄って、迫力のある顔のアップも撮ってみましょう。グッと寄るときは望遠レンズがおすすめ。近づいても大丈夫な猫は、レンズの広角側を使って近づけば鼻が大きくデフォルメされた写真が撮れます。

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

顔のアップを撮影できるのは、猫に心を許されている飼い主ならではの醍醐味。望遠レンズ、広角側での撮影といったプロの技術も学んで素敵な1枚を撮りたいところ。

5. 体の一部分

つい顔ばかりを撮りがちになってしまいますが、鼻や口元、手足や肉球、しっぽなど体の一部分を主役にして撮影した写真もかわいい!組写真やアルバムにまとめるときのサブカットとしても重宝しますよ。

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

これは意外な盲点だったかも。せっかく全身に“萌えパーツ”を満載している猫なのだから、一部分にフォーカスした写真を撮ることで楽しさが増し、見てくれている人にも好印象を持ってもらえそうだ。

番外編.フラッシュは使わないこと!

※撮影するときは猫を驚かせたり目を傷つけたりしないため、「電子音」、「フラッシュ」、「内蔵AF補助光の照射」の設定はオフにしましょう。また、ピントは猫の目にしっかりと合わせるのがコツです。

撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活

フラッシュの多用は最悪の場合、猫の視力に悪影響を与えるため十分な配慮が必要。強い光は猫の瞳孔を小さくさせ、こわばった表情にさせてしまうデメリットもある。


以上、これらのテクニックをうまく使えば、きっとSNSであなたの猫写真に「いいね」が増えるはず!?

■出典
Enjoy ニコン 撮る×まとめる×作る 写真のある生活
撮影シーンポイントガイド .猫のいる生活.