池田、2日目はスコアを伸ばすことができたが上位とは大差が(撮影:福田文平)

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<リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子 2日目◇12日◇オリンピックゴルフコース(7,128ヤード・パー71)>
 「リオデジャネイロ五輪ゴルフ男子」は第2ラウンドを行い、3オーバーの50位タイから出た池田勇太は4バーディ・2ボギーの“69”でスコアを2つ伸ばしトータル1オーバーの37位タイに浮上を果たした。
片山は2日目も苦しいゴルフに
 途中激しい風雨にさらされたのが嘘のように、池田のホールアウト後の空には快晴が広がっていた。初日は午後スタートで強い風にさらされ、「明日は風が吹かないことを祈りたい」と語っていたが雨まで加わる最悪のコンディション。「昨日から天気が悪いですね、自分の時は。今日は遅いスタートの方が(天候)良さそうだし…」と青い空がうらめしい。丸山茂樹ヘッドコーチも「ちょっとは勇太はついてない。一番貧乏くじ引いてる方を回ってる」と気遣った。
 それでも、厳しい中で懸命にスコアを作った。1番パー5では3打目を30センチにつけるスーパーショットでバーディを先行させると、3番、4番連続ボギーのあとの5番パー5でもバーディ。さらに6番パー3ではピン右2.5メートルのチャンスを沈めて連続バーディとした。その後は足踏みが続いたものの終盤16番でバーディを奪って、ジワリと浮上を果たした。
 スコア以上に内容にも手ごたえはある。「丸山さんともゼロ(イーブンパー)に戻す気持ちでやろうと話していた。1つ及ばなかったけど、ショットに関しても悪くないので、あとは2つ3つのチャンスが入るかどうかというところだと思う」。天候回復の恩恵を受けた午後スタート組のスコアも伸びているが、まだまだあきらめない。嵐を乗り越えた強さはムービングデーに発揮して見せる。
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