キャプテンとしてチームをまとめ上げてきた遠藤。さらに上を目指していくと誓った。写真:JMPA/小倉直樹

写真拡大 (全3枚)

[リオ五輪グループリーグ第3戦]日本1-0スウェーデン 現地8月10日/フォンチ・ノーバ

 手倉森ジャパンを率いてきた不動のキャプテンが、五輪の躍進を誓った。

【リオ五輪PHOTO】ブラジルの地で躍動した日本代表の全ゴールシーンを写真で振り返る

 スウェーデン戦後のテレビインタビューを受けた遠藤航は、大会初勝利の感想を問われ淡々と語った。
「試合の入り方が良かった。点が取れたし、ゼロで抑えることもできた。結果的に突破できなかったのは残念」

 チームの立ち上げ当初から最年長の世代として存在感を示し、アジア予選からは一貫してキャプテンマークを巻いてきた。キャプテンとして「常に気持ちを前面に出してプレーすることだったり、積極的に声をかけることは意識してやってきた」と、五輪チームでの役割を振り返った。

 残念ながらグループリーグ最終戦に勝利したものの、コロンビアの勝利によってチームは志半ばで大会を去ることとなったが、「この経験を糧にしていかないといけない」と前を向く。

「ここで五輪は終わってしまうが、個人のプロサッカー人生はまだまだ続いていく。この経験を無駄にせず、一人ひとりが努力を続けていかなければ」とこれからの決意を語った遠藤。約3週間後の9月1日にはロシア・ワールドカップのアジア最終予選という新たな戦いが始まる。敗退に落ち込んでいる暇などない。