SEKAI NO OWARIが7月1日、TOKYO FMのレギュラー番組「SCHOOL OF LOCK! セカオワLOCKS!」に出演。バンド名にちなみ、リスナーの「世界が始まった瞬間」を募集。寄せられたメッセージを紹介し、直接電話で話を聞いてみました。

【リスナーからのメッセージ】

『私の新しい世界が始まった瞬間は、耳の不自由な弟が生まれてきたことです。弟とは、手話を使って会話しています。私にとって手話は、弟と聴覚障がいをもっている人との“特別な言葉”です。口で話す言葉と違って、表現が面白かったり可愛かったり会話するのが楽しいです。ちなみに喧嘩するときは、お互い動きが超ハイスピードです(笑)。そんな手話と弟をこれからも大切にしていきたいです!(17歳・女性)』

Nakajin「もしもし! メッセージを読ませてもらったけど、すごいですよね」

Fukase「喧嘩するとき超ハイスピードってすごいね」

リスナー「めちゃくちゃ速いです(笑)」

Saori「すごいね。手話はどうやって覚えたの?」

リスナー「お父さんとお母さんが、弟に手話で『これはリンゴだよ』って教え始めてた時に、自分は耳で聴いてこの手話はリンゴなんだなって分かるので、そこから徐々に覚え始めました」

Saori「なるほどね」

Nakajin「手話のいいところって、どんなところだと思う?」

リスナー「感情が上手く伝わるっていうか、口だけでサラッと言うより伝えたい気持ちも強いので、手で表現して伝えるときは感情がさらに入ります」

Nakajin「逆に、もどかしく思う時とかはあるのかな?」

リスナー「お店とか人がいっぱいいる所で弟と話す時、家族も手話を使うんですけど、周りから『なんでこんな喋り方してるんだろう』っていう目で見られたりするんです。一時期、あ〜手話やだなとか思ったこともあったんですけど、でも私の家族にしかできない特別な会話だから、気にしないで『みんなに見せつけてやろう!』って感じでやってます」

Saori「いや、めちゃくちゃカッコイイよ」

Nakajin「ちなみに、弟くんは俺たちのことは知ってるの?」

リスナー「はい。私が最初に好きになってから、家族のみんなに伝染していって。ツアー『The Dinner』の福岡公演にお母さんと行ったんですけど、ライブが始まる直前に弟から“僕も行きたかったけど、声も音も聴こえないから行ってもしょうがないよね”みたいなLINEがきて心が痛くて。でも、ライブではセットとか演出とか雰囲気とか、今回は匂いもあって、あとスクリーンに字幕がついてた曲もあって。聴こえなくても全身で感じられるライブだったので、次にライブがある時は連れて行ってあげたいなって思いました」

Nakajin「うん、ぜひ見にきてほしいね。大きな音ってね、体で体感する部分があるんですよ。だから耳で聴こえなかったとしても、音って空気の振動だからその振動が体に伝わって全身で感じる事ができると思うんだよね。だからそういった意味でもライブに1回来てもらえたら、それは弟くんにとっても新しい体験になるんじゃないかな」

Saori「弟くんの感想も聞いてみたいよね」

Nakajin「ね。楽しんでもらえるように僕らも頑張りたいと思うから、ぜひぜひ次はどこかのライブ会場で会えたらいいね」

リスナー「はい」

Nakajin「じゃあ、これからも手話を使って仲良くして下さい。手話は本当に素敵な言語だね」

DJ LOVE「弟くんにもよろしくね」

リスナー「はい。ありがとうございました」

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<番組概要>

番組名:SCHOOL OF LOCK!

放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット

放送日時:

月〜木曜 22:00〜23:55

金曜 22:00〜22:55、23:30〜23:55

番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/