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AACクリニック銀座はこのほど、「大人の女性の夏髪ケア」についての情報を公開した。

同クリニックの浜中聡子院長によると、夏に髪や頭皮にダメージを与える要因として「紫外線」「汗」「エアコン」が挙げられるという。紫外線は頭皮を老化させ、汗はそのまま放置するとべたつきやニオイの原因となり、頭皮環境を悪くさせてしまう。エアコンによる乾燥も髪や頭皮によくないとのこと。これらが引き起こす髪の変化としては、「髪の退色」「うねり」「かゆみ」「におい」「さわり心地の変化」などがある。

外出時の注意点としては、紫外線から頭皮・髪を守るために、帽子や日傘などで髪や頭皮を露出しないことだという。そして頭皮環境を清潔に保つためには、汗をこまめに拭くことも大事とのこと。

屋内にいても紫外線が入ってくる可能性はある。そのため、屋内でもブラインドや遮光カーテンを利用して、日光をきちんと遮断することが必要とのこと。また、エアコンによる乾燥を防ぐためには、部屋の湿度を40〜60%程度に保つことを心がけるとよいという。

続いて、入浴前にはブラッシングを行うこともすすめている。入浴前にていねいにブラッシングすると、ざっと汚れが落ち、シャンプー時の髪のからまりも防ぐという。シャンプーは泡立てて使い、すすぎはヌルヌルが落ちてからもさらに流すなど、しっかりと行うことも大切。また、タオルドライは軽くたたくようにすることがポイントだという。

髪の毛を乾かすときは、ドライヤーの温度の調整が大事とのこと。ドライヤーは温度が高くなりすぎないように、冷風をうまく使用することを心がける。地肌を乾かすことを意識し、8割程度乾けばOKだという。

また、食事についての注意点も解説している。「髪に必要な栄養は、良質なたんぱく質、ビタミンB群や亜鉛、コラーゲンや銅、鉄、またビタミンC・Eやカテキンなどの抗酸化成分などで、かたよらず摂取することが美髪への近道です」と浜中院長。理想の食事は、汁物や副菜がつき、バランスよく栄養が摂取できる「和定食」だという。

暑さで食欲がなくなり、栄養が心配なときは、話題のスーパーフードを取り入れるのもよいとのこと。おすすめのスーパーフードとして、甘みがありながら低GI値で抗酸化物質の宝庫のフルーツ「ルクマ」、美肌や美髪に欠かせない成分・スクアレンを含む「アマランサス」などを挙げている。

浜中院長は、「頭皮と顔の皮膚はつながっていて、頭皮の老化が顔の肌の老化にもつながります。夏の頭皮ケアは、老化に差が出るポイントなのです」とコメント。頭皮環境が悪化すると薄毛を招く可能性も高くなるという。夏は食が細くなりがちだが、意識的に栄養価が高いものを選ぶことも大事であるとも語っている。

(フォルサ)