中国人が感心・・・災害に強い日本の秘密は「普段の行い」にあった!

中国メディア・中国青年報は1月30日、1月24日から25日にかけて日本の多くで最高気温が氷点下になるなど異例の寒さとなり、低温や降雪によって水道管の破裂、交通機関の乱れ、高齢者を中心とした死亡・負傷事故などが発生したと伝えた。
記事は、日本の社会を観察して「災害に抗う能力は、ある場面における感動を誘うような救助活動によってのみ検証されるのかもしれない。しかし、最高の防災・減災効果を得ようとするならば、都市づくり、社会管理、市民生活に防災・減災の理念を溶け込ませ、長期的に経験をくみ取り続けることが必要なのだ」という教訓を得たことを紹介した。
災害が発生してしまった後の救助活動ぶりが、往々にして「感動的だ」、「愛だ」などとクローズアップされ、救助活動のレベル以上に「日ごろの心掛けや取り組みから、災害を防ぐ、発生時の被害を最小限にする」ことが大事、という点が見落とされがち、という点を記事は指摘している。何事も、普段見えない部分の努力が大切ということだろう。それは、目に見える成果や結果ばかりを追い求める、一部の地方官僚に向けられたメッセージとも言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)