中国では、警察やメディアが容疑者の顔写真を発表する際、「モザイク」を施すことが多い。しかし、庶民感情として許せない犯行の場合、庶民は不満を示すことがある。安徽省警察は6日、3日に発見した誘拐事件の容疑者を発表したが、顔にモザイクをかけずに頭の部分に「モザイク」の文字を小さくかぶせた。多くのネット民が絶賛した。(写真は安徽警察の微博公式アカウントページのキャプチャー)

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 中国では、警察やメディアが容疑者の顔写真を発表する際、「モザイク」を施すことが多い。しかし、庶民感情として許せない犯行の場合、庶民は不満を示すことがある。安徽省警察は6日、3日に発見した誘拐事件の容疑者を発表したが、顔にモザイクをかけずに頭の部分に「モザイク」の文字を小さくかぶせた。多くのネット民が絶賛した。

 事件発生は3日午後3時半ごろだった。安徽省阜陽市太和県で5歳の女児が誘拐された。現地警察は5日に容疑者3人を捕えたと発表。女児を無事保護され帰宅することができた。

 安徽省警察はさらに6日になり、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)の公式アカウントで容疑者3人の写真を公開した。多くの場合、中国では容疑者の顔写真に「モザイク」がかけられる。しかし3人の顔に「モザイク」はなく、頭の部分に小さな白い「馬賽克(マーサイクー)」の文字を重ねた。「モザイク」の中国語表記だ。

 多くのネット民が警察の顔写真公開を称讃した。「満点を差し上げます!」、「この『モザイク』見事だ」、「やり方がスマート。5つ星」などの書き方だ。

 これまで、庶民感情として許せず、容疑者の犯行と疑いないと思われる事件については、警察などが顔写真にモザイクをかけることに批判が出ることがあった、安徽省警察の顔写真公開については「世論とネットの力だ」とのコメントも寄せられた。

 なお、安徽省警察は保護されて母親に引き渡された女児の様子を紹介する写真も公開したが、顔にはきちんとモザイクを施した。

 容疑者の顔写真を公開するにしても、なぜ「モザイク」の文字を追加したのかは不明。「頭部にモザイクを施す」との規則は存在するが、広報を担当した警察職員が「モザイクとの文字を施せば、形式的には規則を守ったことになる」と判断した可能性もある。(編集担当:如月隼人)(写真は安徽警察の微博公式アカウントページのキャプチャー)