「お芝居することが今一番楽しい」桐山漣

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 「仮面ライダーW(ダブル)」シリーズなどで知られる俳優の桐山漣が12日、都内で行われたフォトブック「キリヤマ レン」の発売記念イベントに出席。30歳という節目の年にパンチの効いた爪痕を残したかったと語る桐山は、「今回は企画から参加させていただき、写真集のためにトレーニングで体も仕上げた」という気合の入れよう。「前はスーツで後ろは全裸という『攻めのヌード』も1枚入れさせていただいたのでお楽しみに。安心してください、穿いてませんよ」とお茶目なコメントで笑いを誘った。

 本写真集は、ゆかりの地・町田でのショットや愛犬と海で戯れる様子を収めた素の表情、夜の街中でタバコをふかす大人の佇まいなど、桐山の魅力がギッシリ詰まった1冊。見た目がクールで話し掛けづらい印象を持たれるという桐山は、「共演者の方からも『話すとぜんぜん違うね』ってよく言われるので、自分の中身というか、人間性もこの写真集にカタチとしてキチンと残したかった」と胸中を告白。

 また、タイトルをカタカナにした理由については、「よく『キリシマさん』とか、『キリタニくん』とか間違われるので、ここはカタカナにして覚えてもらった方がいいのかなと。あと、『キリヤマ』と『レン』の間を空けたのは、『キマグレン』さんに間違われないための配慮です」と意外な意味が込められていることを明かした。

 写真集はもとより、俳優としても期待が高まる桐山。2016年1月より加藤シゲアキ(NEWS)原作の主演ドラマ「傘をもたない蟻たちは」(フジテレビ系)が放送されるが、「これまでコツコツ積み上げてきたものを、ようやく発揮できるステージに踏み込んだという感じですね。役者を始めて9年目ですが、お芝居することが今一番楽しい」と充実感でいっぱいの様子。「2015年を一文字で総括するなら、『発』でしょうか。写真集もわがままを言ってゼロから作らせていただきましたし、これからもいろんなことを『発信』し、そして自分自身を『発展』させていきたいという思いを込めて」と目を輝かせていた。(取材:坂田正樹)

桐山漣PHOTO BOOK「キリヤマ レン」はワニブックスより発売中(価格:2,500円+税)