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ジャストシステムが12月2日に発表した「10代限定! SNS利用実態調査」によると、10代後半のインターネットユーザーの9割以上がLINEを利用しており、動画系SNSでは東日本ではVine、西日本ではMixChannelの人気が高い。

同調査は、同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask(ファストアスク)」 で2015年11月17日〜23日に実施したアンケートによるもので、調査対象は15〜19歳の男女551人。

現在利用しているSNSではLINEが93.8%と最も多く、以下Twitter(74.9%)、Facebook(37.5%)、Instagram(34.0%)、Vine(12.2%)、MixChannel(11.1%)の順となった。

動画系SNSの利用状況を見ると、東日本ではVineを使う人が多く(東日本の利用率は12.9%、西日本は10.8%)、西日本ではMixChannelの利用者が多い傾向(東日本が9.2%、西日本が14.6%)となった。特に女子のMixChannel利用状況は東西差が顕著であり、西日本の25.3%に対して東日本は15.0%だった。

MixChannelを利用する割合を学年別に見たところ、中学1年生が16.7%、中学2年生が11.8%、中学3年生が30.0%、高校1年生が15.2%、高校2年生が15.5%で、高校3年生になると6.3%に減少する。大学生・短期大学生は6.9%、社会人は7.7%であることから、受験や就職活動などが本格化する高校3年生がMixChannelを止める時期になっていると同社は分析する。

西日本でMixChannelを利用する10代女子のうち、週に1回以上LIKEやコメントを残す人は28.0%、ファン申請をする人は16.0%、LINEやTwitterなどに拡散する人は12.0%だった。東日本の10代女子と比べて西日本の10代女性はそれぞれの行動を起こす人の割合が高く、動画でのコミュニケーションを積極的に楽しんでいるようだと同社は見ている。

MixChannelに動画を投稿したことが無い10代女子にその理由を尋ねると、全体で最も多かったのは「動画を作るのが面倒だから」(東日本が29.2%、西日本が35.0%)だった。地域別の2位は、東日本では「動画を作るのが難しそうだから」(20.8%)だったのに対して、西日本では「見てくれる人が少ないと、さみしいから」(30.0%)だった。なお、東日本の女子では「特に理由はない」も29.2%で1位に並んでいる。

10代のMixChannelユーザーの関心事を見ると、45.8%がファッション、40.7%がヘアメイクに興味を持っている。とりわけヘアメイクは、LINE(15.4%)やTwitter(17.3%)、Instagram(24.9%)など他のSNS利用者と比べても、非常に高かったという。

(山本善之介)