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 今年7月からEXILEのAKIRA主演で放送されたドラマ『HEAT』が、視聴率低迷の影響で決定済みだった映画化が白紙撤回された。

 関西テレビ社長・福井澄郎氏は定例会見で「映画化の方針はあったが、視聴率が予想以上に伸びず、悪かったので、映画化の話をどうしようかという話が始まった」と経緯を説明。今後については「いま検討中です。トータルで一回、見直すということでご理解ください」と話した。

『HEAT』はドラマ開始前から映画化が決定していることで話題を集め、初回は2時間スペシャルで放送するなど、大々的にスタート。しかし、回数を重ねるごとに視聴率は低落し、第6話では昨今のテレビ業界でもなかなか見られない2.8%を記録。こうした結果を受け、関係者はすでにこの時点で映画化を本格的に悩み出したていたという。

 さらに、ネットでは「まず主役がAKIRAだった時点で間違えてたよね」、「テレビでも見なかった人が、金を払ってまで観に行くかって話だよな」、「フジテレビはもうトコトンだめだな…。期待する気に一切ならない」、「どうなるかわからないようなドラマを、最初から映画化するというところがおかしい。フジテレビは無茶するよな」など、フジ批判も多く見られた。

 しかしこの白紙撤回には裏事情が存在する。芸能記者が証言する。

「棒読み演技は一向に成長せず、ドラマ放送中は共演者も彼の演技を不安視していたようです。それに本人もこの作品については自信がなかったようで、行きつけのマッサージ店に通っては不安を口にしていたようです。ですがこの低視聴率や白紙撤回は、けっしてAKIRAだけが悪いわけではない。『HEAT』は消防庁の全面協力のもとに制作されたテレビドラマで、キャスティングに関しては各方面から様々な力が働いていたと噂されています。正直、ドラマのプロが見ればあのキャスティングはありえない。数字を持っている俳優が見当たりませんからね。低視聴率は当然の結果。さすがの低調ぶりに、映画化を断念したようです」

 最近は三代目J Soul Brothersの登場などもあり人気が低迷。俳優枠も、岩田剛典、登坂広臣などの若手が台頭し始めている。被害者との見方もできるが、そこへきて今回の映画化白紙撤回でAKIRAのイメージは悪化するばかりだ。

(取材・文/田中ふさ子)