ドラマ『下町ロケット』が2話目にして早くも名言製造機!阿部寛の言葉が「技術者魂全開」と話題に
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大手企業に独自技術をパクられ逆に訴えられるという苦難に直面した佃製作所。そんな特許を巡る裁判で、阿部寛演じる佃航平が裁判の証言の場で語り狂う「技術者論」に胸を熱くした人も多いはず。
長い間社会問題化してきた中小企業が抱える貸し渋りに関しても厳しく糾弾。佃製作所に中々お金を出さなかった銀行が裁判が有利に進むと手のひら返し、ここでも阿部寛の「いい時も悪い時も信じ合っていくのが企業とメインバンクでしょうが」と一撃で瞬殺。支店長の東国原英夫や係長役の春風亭昇太の憎たらしすぎる演技から土下座という流れなど、判りやすい「メシウマ」な展開も見逃せない。
その他のバイプレイヤーも熱い。国産ロケットを飛ばす計画のために佃製作所の特許をなんとかして手に入れようとする財前役の吉川晃司のカッコよさや、「ど根性ガエル」のゴリライモにしか見えない技術者、富山役の新井浩文の相変わらずの死んだ目や、「やりたいことがある」という度に「ケーキ作りかよ?店出したいのかよ?」とこれも前作の朝ドラからまだ視聴者も抜けきれてない佃航平の娘、利菜役の土屋太鳳など見どころは多い。
池井戸潤原作と時間枠も一緒ということで、「ネクスト半沢直樹」的な期待もあった『下町ロケット』だが、個性的なキャストや阿部寛の名言の数々から早くも名作の予感しかない。
昨今、外国企業などの容赦無い特許戦争に巻き込まれることも多くなった日本企業、特に日本の町工場の技術を巡り海外企業と係争するケースも増えているだけに、技術者魂全開の言葉にしても「そんな情に訴える作戦が通用するのか?」と『下町ロケット』のような理想論を言ってられないのが現実だが、ドラマだけでも夢を見たいそんな人達にとってはたまらない内容であるのは確かだ。
■参照リンク
「下町ロケット」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/
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