STAY HOT FES 〜BOILED BY CUP NOODLE〜

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 1971年(昭和46年)9月18日に誕生し、今年で44年目を迎えたカップヌードル。バースデー前日の9月17日に渋谷のTSUTAYA O-EASTにて、カップヌードルの44回目の誕生日を祝うイベントが開かれた。出演するのはOKAMOTO'S 、黒猫チェルシー、ねごと、BLUE ENCOUNT、人気アーティスト4組。さらにシークレットゲストも参加するという。



 今年のカップヌードルのスローガンである、「STAY HOT いいぞ、もっとやれ。」をテーマに企画されたイベント。なんと会場には誰もが一度は食べたことのある、あのカップヌードル食べ放題のブースが設置されている。 しょう油、カレー、シーフード味の3種類が山のように積まれたエリアで、参加者は自分の食べたいタイミングで好きなだけ楽しめるという夢のような空間だ。カップヌードルのパッケージも、ストライプの模様に「9.18 is 44 th CUP NOODLE Birthday」と書かれたバースデー仕様だった。



 食べ放題スペースでは、「私はお湯を入れて2分で食べるよ」、「○○をちょい足しすると美味しい!」などオススメの食べ方について話し合う声があちこちで聞かれた。 “やりすぎてもいいじゃないか。ためらわずに熱い自分を出していこう。冷めた生き方なんて、もったいない。”というメッセージを込め、若者たちの内なるエネルギーを解放する場として本日のフェスは開催された。この日の参加者1,000名は、事前応募をして抽選に勝ち抜いたラッキーな人たち。なんと応募者数は20,000名越えだったのだそうだ。



 事前に発表されていたOKAMOTO’S、クロネコチェルシー、ねごと、BLUE ENCOUNTらの豪華ゲストに加え、当日はスペシャルゲスト&MCとして現在カップヌードルのCMに出ている西内まりやが登場!MCパートナーはケン・マスイ。ワールドカップサッカーで、選手の呼び込みなどを担当している。

LIFriends(OPENING ACT)

 イベント開始のアナウンスとともに、OPENING ACTとしてLIFriendsが登場。長丁場に向けて体をほぐそう!と呼びかけ、イベントは全員で準備体操をすることからスタート。若い彼らが奏でる勢いのある音に、会場の温度が少しずつ温まっていくのが分かる。
「今はカップヌードルを作る間の3分間だから!」と、オーディエンスを引っ張る熱いステージを披露。

1) アゲアゲええじゃないか!!!
2) サマラブイリュージョン2013

西内まりや

 シークレットゲストとして、西内まりやが登場! 女優としても活躍中の彼女。クリアな高音と、伸びのある低音がセクシーな歌声が観客を魅了した。

1) LOVE EVOLUTION
2) Don’t let me down
3) ありがとうForever…
4) 恋はJ・E・L・L・O

 歌詞を間違え「間違えてしまいました(笑)!」と自己申告したシーンでは、会場から笑顔が溢れ彼女を応援する大きな拍手が。しっとりとしたバラードを歌い上げ「大好きな音楽をこれからもやりつづけたいと思っています。…今日は、私とみんなはもう出会っちゃったんだから、楽しんでいってください!」とひとこと。このMCでぐっと会場のボルテージがあがり、最後の曲では参加者が配布されていたタオルを手にして盛り上がった。

黒猫チェルシー

 神戸出身の4人組。Voの渡辺大地はNHKの朝ドラ「まれ」にも出演!

1) ベリーゲリーギャング
2) HotボーイとCoffeeガール
3) 涙のふたり
4) Tabi
5) 恋はPEACH PUNK
6) 東京

 物憂げさと危うい衝動感が絶妙なバランスだ。曲が始まると同時に、会場が黒猫チェルシーの世界観一色に。エモーショナルな演奏でぐいぐい加速していく。披露された新曲では、恋をした時の切ない歌詞にきゅんとなる。MCでは関西弁でのかけ合いに、ほんわかする瞬間も。

ねごと

 全員平成生まれの新世代ガールズロックバンド。女子らしい、可愛らしい彼女たち。ところが一度演奏が始まると、そのイメージは一変する。

1) DESTINY
2) 黄昏のラプソディー
3) GREAT CITY KIDS
4) endless
5) ループ
6) カロン
7) sharp#

 曲が始まってびっくり。ガールズバンドながら、低音が重い!! バスドラ&ベースのゴリゴリ感とVoの女子らしい歌声のバランスが聞いたことのないハマる味わい。煽りも上手く、会場全体が期待を超えたプレイに盛り上がった。 Dr澤村小夜子からは「今、ステージドリンクの代わりに、カップヌードルを冷蔵庫で冷やしてストローで飲んでる(!)」という発言があり、会場がどよめく一幕も。(そのくらい、カップヌードルが大好きなんだね……)

BLUE ENCOUNT

 4人組エモーショナルギターロックバンド。 繊細なMCと、激しいステージのギャップがすごい!

1) JUST AWAKE
2) THANKS
3) ロストジンクス
4) LIVER
5) DAY×DAY
6) もっと光を

 のっけから全力で始まった演奏に、会場はヒートアップ。今までゆったりと曲を聴いていたブロック後方エリアも、曲に合わせ踊り、腕を挙げる。サビでは会場が一体に。会場を見渡せるプレス席から見ていて、オーディエンスが全力で楽しみ始めているのが分かり鳥肌が立った。 「いいぞ、もっとやれ!」加速を続ける演奏とともに、全員がタオルを掲げたフロアは真っ赤に染まる。メンバー達は「本当にここで終わるのはイヤだから、もっとカッコいい曲作ってアナタの前に帰ってきます!」と叫びステージを後にした。

OKAMOTO’S

 中学校からの同級生で結成されたバンド。バンド名の由来はメンバー全員、岡本太郎が好きだったから、とか。海外でのツアー経験もある実力派。

1) SEXY BODY
2) Beek
3) まじないの唄
4) Let’s GO! Hurry Up!
5) JOYJOYJOY
6) Dance WithYou

 完全に熱くなっている会場に、OKAMOTO’Sが登場。空気が冷める間もなく、一気に彼らの世界に引き込まれる。ひとつずつの音が、一挙一動の全てが曲を作り出していて、全ての音を聴きたいしステージから目が離せない。湿度のあるリズムが、気づけばラストの曲となるまで心地よく駆け抜けていった。

 OKAMOTO‘Sメンバーが袖にはけると、すぐにアンコールの声。再び登場したメンバーたちにより、カップヌードルの44歳を祝うバースデーソングが贈られる。(ハッピーバースデーの曲が、ムーディーで感動!)サビでは金テープが舞い、最後にこの日一番の盛り上がりを見せた。



 最後のMCでは「STAY HOT FES!」 のかけ声で、出演者と観客による記念撮影も行われた。



 ちなみに、この日一番カップヌードルを食べたのは横浜から来た男性。なんと、合計6個も食べたそう。ゆっくりと時間があったのと、みんな踊りっぱなしだったので、女性でも2〜3個食べている人が多かったようだ。

 開始時に降っていた雨も終演時には上がり、耳に余韻を残したまましっとりとした空気がただよう渋谷の街へ。会場から出てくる若者たちは、みんなめちゃくちゃ充実したカオをしていた。もしかしたら、彼らの何かが、少しだけ変わったのかもしれない。

 ハングリーなお腹と精神を満たしてくれるだけではなく、ココロまで熱くしてくれるカップヌードルとライブを体験できるフェスだった。

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(取材/小松田久美)

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