「ダークナイトミュージアム〜動かぬ客人たちの謎〜」

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 閉館後のマダム・タッソー東京。

 人間そっくりのフィギュアが並ぶ怪しげな雰囲気の中、謎解きイベント『ダークナイトミュージアム〜動かぬ客人たちの謎〜』の幕が開きます……。

ダークナイトミュージアム〜動かぬ客人たちの謎〜
08.29[土]〜10.25[日] / 東京都 / マダム・タッソー東京



リアルタイムで謎解きが進む! LINEを駆使して暗号解読

 入り口に着くとすでに長蛇の列が。大人の謎解きイベントを手掛ける『 takarush BLACK LABEL(タカラッシュ!ブラックレーベル)』が主催ということもあり、年齢層も少し落ち着いた大人の方が多い印象。

 今回のイベントは、LINEアプリを使って行います。まずはQRコードを読み込み、「ダークナイトミュージアム」と友達になります。

 その後、謎の鍵となる封印の書をもらい中へ。参加者が集まったところで、イベントのストーリーが語られます。

<ストーリー>
 ミュージアム(マダム・タッソー東京)内にある、今にも動き出しそうな精巧なフィギュアには「人の魂が封じ込められている」と言われている。

 そして、その中のある一体にはマダム・タッソー創立者であるマリー・タッソーの魂が封じ込められている。そのフィギュアを見つけたとき、マリー・タッソーの魂は解放され、人智を超えた未知なる力を手にできる。しかし、そのためには館長のみが知る暗号を解き明かさなければならない。

 今宵は、未知なる力を手に入れるため、マリー・タッソーが封印されたフィギュアを見つけ、秘密の暗号を解き明かす──。

 館内には様々なフィギュアがありますが、暗号を解かなければどのフィギュアに魂が封じ込められているのか分かりません。



マリー・タッソーのフィギュア。ちょっと不気味です……。

貸し切りとなった「マダム・タッソー東京」で、謎解きスタート!

 ストーリー、ルールの説明を聞き、いざ謎解き開始!

 まずは、封印の書に書かれた謎を解きます。導き出した答えをLINEに入力、それによって新たな情報を手にし、また謎を解いてLINEに入力……と繰り返しながら謎を解いていきます。



LINEのトーク画面には様々な情報が送られてきます。

 謎解きも気になりますが、周りにあるフィギュアも気になります。体格や顔はもちろん、まつ毛の一本一本まで丁寧に作りこまれた、有名人たちのそっくりさん。思わず目を奪われてしまいます。しかし、ここはぐっとこらえてまずは謎を解かなければ……。

 ジュリア・ロバーツ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー、ウィリアム王子&キャサリン妃、渡辺麻友などなど、たくさんのフィギュアが見守る中での謎解き。 フィギュアに絡めた謎もあり、謎解き&フィギュアの両方を楽しむことができます。大統領執務室でバラク・オバマに見守られながら謎を解けるなんて、なかなかできることではありません。



 苦戦している人もいれば、手早く次に進む人も。どうしても難しい場合は、途中で発表されるヒントを元に謎を解くこともできます。

 床に座り込んで謎解きをしている人も……。各国のリーダーたちに囲まれ、首脳会談さながらの謎解きです。

 順序良く謎を解いていくと、最後にはマリー・タッソーの魂が封じ込められたフィギュアを発見できるはず……ですが、やはり簡単にはいきません。

 制限時間は60分。あっという間に時間が過ぎてしまいます。筆者も苦戦しながら、残り5分で最後の謎までたどり着きましたが、最後の謎が最大の難問。

 「大丈夫かな」と不安になりながらもマリー・タッソーの魂が封じ込められていると思われるフィギュアの名前を書いて提出しました。

果たして結果は……?いよいよ答え合わせ!

 全てが終わると謎解きの解説があります。最後は正解フィギュアの発表です。不安気に書いた筆者の解答は残念ながら、間違い……。

 マリー・タッソーの魂がこめられたフィギュアは特定ならず。失敗に終わりました……。



失敗した悔しさを“コマネチ”で表現してみました。

 ちなみに、失敗した参加者はフィギュアにされてしまうなんて噂も!?

見事正解した方々にインタビューしてみました!

 正解者は100名近くいる参加者の中でわずか5名。そのうち4名は一緒のグループで参加していたため、実質2組ということになります。

ライター:今回はどういったメンバーで参加されましたか?
四人組:会社の同期です。
ライター:こうした謎解きイベントは何回目ですか?
四人組:はじめての人もいますし、2回目の人もいます。

 みなさん謎解きは初心者のようですね。

ライター:ちなみに何分ぐらいで解けましたか?
四人組:残り5分ぐらいですね。結構時間がなかったです。
ライター:難しかったですか?
四人組:なかなか、良い手ごたえでしたね。
ライター:どういうところが楽しかったですか?

四人組:「最後に謎の答えに気付いた時ですね」
「答えがわかった時に爽快感がありました」
「実際のフィギュアを見て回ったり、LINEを使ったり、いろんなもの駆使して謎解きできるところですね」

 いろいろと楽しみながら謎解きに参加されたようです。謎解きイベント、初心者ながらクリアするというのは驚きです! 

 チームワークのなせるわざですね。

最後は貸し切りの館内で、有名人たちと記念撮影

 クリア後は、見学もできます。フィギュアは見るだけでなく、触ってもOK。(衣装や髪型を乱さないように注意)

 カツラと衣装でコスプレをして、憧れのセレブと一緒に記念撮影をすることもできます。

<記念撮影した主なフィギュア>
・マイケル・ジャクソン:ハット(クルクルの髪の毛つき)、ジャケットでポーズ!
・マドンナ:二人のマドンナに挟まれて、コーン・ブラ衣装も着用可能。
・アインシュタイン:白衣とホワイトアフロ
・草間彌生:赤と水玉の衣装に、真っ赤なウィッグ。水玉の部屋もすごい!
・トム・クルーズ:皮ジャンを着て、トムとオートバイ二人乗り
・E.T:自転車に乗ってあの名場面を再現。
・X・JAPAN:自分もメンバーの一員になったかのような写真が撮れます
・ジョージ・クルーニー:ソファーでラブラブショット
・千代の富士:行司になって「はっけよーい」
・黒柳徹子:徹子の部屋、出演!?

 すっかり、有名人になりきって一緒に撮影できます。実際に見てみると体格の大きさ(小ささ)にびっくりしたり、体験型のブースもあって、よりその人を知ることができます。また、マダム・タッソーの歴史や葉加瀬太郎のフィギュアの制作過程、期間限定の羽生結弦選手の写真やフィギュア展示なども行われていました。

 謎解きとマダム・タッソー東京、一度で二度おいしいイベントは、マダム・タッソー東京が初めての方も、何度も足を運んでいる方も楽しめます。

 動かぬ客人たちとの夜の宴を楽しみながら、暗号解読に興じることができる『ダークナイト ミュージアム〜動かぬ客人たちの謎〜』は10月25日まで。

 今宵、未知なる力を手にいれることはできるのはあなたかもしれません──。

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(取材/舟崎泉美)

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