無料のWindows 10は「お金を払ってもいいほどの充実っぷり」

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7月29日にリリースされた「Windows 10」。マイクロソフトの新OSには、手書き入力できるブラウザーやユーザーの行動を学習する人工知能など、さまざまな「無料機能」が搭載されている。

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「Windows 10」の最も優れたところは、おそらくは無料であることだろう。一銭も払うことなく使えるマイクロソフトの新オペレーティング・システム(OS)の機能のなかから、わたしたちが気に入っているアプリやツールをいくつか紹介しよう。

手書き入力できるブラウザー「Edge」

画像はARSTECHNICAの別記事より。

マイクロソフトの新しいブラウザー「Microsoft Edge」で最良の機能といえそうなのが、ウェブページ上で手書き入力ができる機能だ。

ページ上のさまざまな場所を丸で囲んだり、メモを追加したり、そのメモを強調したり、ラフスケッチを描くこともできる。Edgeは基本的に必要最小限の機能しかもたないブラウザーだが、この手書き入力は実に魅力的で、ウェブページをまったく新しいやり方で使うことを可能にしてくれる。

人間味のある人工知能「Cortana」

画像はARSTECHNICAの別記事より。

Cortana」(コルタナ:現時点で日本語には未対応)は、単に検索したい単語を音声入力できるパーソナルアシスタントではない。これはユーザーについて学習する機能をもち、ユーザーの代わりに何かを記憶したり、好みのものをレコメンドすることで、ユーザーの日常生活を便利にしてくれる人工知能なのだ。

グーグルが提供するインテリジェントパーソナルアシスタント「Google Now」と似ているところもあるが、Cortanaの自然言語認識機能は、アルゴリズムが生成する情報にちょっとした人間味を加えることができるという。

「ソリティア」が帰ってきた

ゲームの「ソリティア」が、「スパイダーソリティア」や「フリーセル」といっしょに帰ってきた

ソリティアなどのゲームは、仕事や勉強をちょっと先延ばししたい人や、本格的なヴィデオゲームをもっていない子どもたちを大勢とりこにしてきたが、元々の目的はOSの操作にビクビクしている人たちの「気持ちをリラックスさせる」ためのものだった。ノスタルジアが、再びプレインストールされたのである。

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このほかにもWindows 10には、地図や写真編集などの無料ツールが充実している。マイクロソフトの新たなOSは決して革新的とはいえないかもしれないが、いまやOSに欠かせないといってもよい基本機能が組み込まれ、将来にわたって使える製品となっている。

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