学生の窓口編集部

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世の中にはたくさんの言葉があります。無数のそれら言葉に一つひとつ意味があるように成り立ちもさまざまです。

普段何気なく話している言葉の中には、故事成語、仏教用語、隠語等々、もとをたどれば意外な事実が隠されていることが少なくありません。

そこで今回は、ちょっと想定外な由来を持つ言葉を探してみました。

●ピカイチ

花札遊びからきている言葉です。最初に7枚の札を配るのですが、このとき「20点札(光り物)」が1枚だけで、他が「かす札」だった場合、光り物が1枚ということで「ピカイチ」と呼ばれ、他の相手から40点ずつ同情点がもらえるというルールがあります。

これが転じ、多くの中で一番優れているものという意味で使われるようになりました。「光一」と表記されることもあります。

●キラ星

キラキラ光るお星さま、みたいなイメージがわいてしまいますが、じつはキラは綺羅と漢字表記できます。

「綺(き)」は綾織りの絹布のことで「羅(ら)」は薄い絹布で、美しい衣服などという意味があります。では、「星」はどこからきたのかというと、「綺羅、星の如し」という、キラキラ輝く無数の星とか、ステータスある人や明るいものが多く並んでいる様子をたとえた言葉からきていると言われています。

●ヤバイ!

具合の悪いさま、危険なさま、不都合、という意味の形容動詞「やば」が形容詞化された言葉で、盗人やテキヤをあらわす隠語だったことからきているようです。

最近では「すごい」というプラスのイメージで使われるという逆転現象がおきています!?

●へなちょこ

のび太くんのイメージわいてきてしまうこの言葉。「ヘナ」は粘土質の土で、「チョコ」がお酒を飲むときのお猪口(おちょこ)からきています(=土で作った安物の猪口は壊れやすいというわけです)。

軟弱をあらわす「へなへな」と、落ち着かないという意味の「ちょこまか」からきているという説もあるようです。

●しおり

読みかけの本にはさんで使うしおりですが、その昔は、山中で道に迷わないよう草木の枝を折って目印にしていました。そのことを「枝折る(しおる)」と言い、今の「しおり」はここからきているのだとか。

よく、旅行のパンフレットなどを「旅のしおり」と呼ぶことがありますが、それもここからきているようです。

●かかし

案山子と書いてかかし。文字構成からして、その昔、里山などを案内する看板的な役割をしていてのでは!?と推理したくなりますが、残念ながらそうではないようです。

鳥獣が苦手とするニオイ(けものの肉や髪の毛を焼いたものなど)を田畑におき、鳥獣被害を防ぐ目的でできたもので、もとは(このニオイをかがせるということから)「嗅がし(かがし)」と呼ばれていたそうです。

言葉の数だけ語源はあります。まだまだ他にもユニークなものはたくさんあるはず。いろいろ発掘してみてくださいね!

参考

「大辞林第三版」(松村明・編集/三省堂)

「まんがことばの成り立ち「語源」500」(よだひでき著/ブティック社)