仙台育英学園高等学校(宮城)
野球の名門として、佐藤 由規選手(東京ヤクルトスワローズ)や、橋本 到選手(読売ジャイアンツ)等数多くのプロ野球選手を輩出。スポーツでの活躍は野球だけにとどまらず、サッカーやラグビーでも全国レベルの強さを誇る仙台育英学園高等学校。勉強面でもその指導力、育成力を発揮し、難関大学の合格者も多数となっています。
昨秋は主将不在ながら、圧倒的な強さで明治神宮大会を制しました(試合レポート)。その勢いのまま、春のセンバツも勝ち上がるかと思われましたが、優勝校敦賀気比に惜しくも敗れ、2回戦(試合レポート)で姿を消しました。ならばこちらで、と期待がかかった春の東北大会でも、まさかの初戦敗退を喫し、夏に向け改めて気を引き締めています。
好投手佐藤 世那君、走攻守三拍子そろった遊撃手平沢 大河君など有力選手を擁し、夏の大会でもその活躍に視線が注がれる仙台育英高校に、熱い思いをたくさん語って頂きました。春季大会を終え、何を思うのか。夏に向けての課題は何なのか?!僕らの熱い夏、仙台育英編です!
チーム基本情報を紹介!■ 仙台育英高校の佐々木 柊野君(学年:3年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が38人、2年生が41人、3年生が32人の合計111人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時から19時の4時間です。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
人工芝のグラウンドと室内練習場があります。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて佐々木 柊野主将(仙台育英学園高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「集中打を生み出す打力」、「エース佐藤を中心とした投手力」、「劣勢での粘り強さ」の3つです!
Q. 投打に加えて、粘り強さを持っているところがさすがですね!夏へ向けて、現在、どんなことを課題において取り組んでいますか?また、春の大会を終えてチームとして成長したと感じるところを教えてください。
技術的なことではなく、ひとつにまとまって向かっていくことを課題にしています。成長したことは、まとまりが出てきたところです!
Q. チームとしてのまとまりは技術以上に重要な時もありますね。では、春季大会(宮城大会・東北大会)を振り返っての、収穫や課題などは見つかりましたか?
優勝候補として臨んだ東北大会で初戦敗退。それによって、改めて謙虚になることができ、慢心することがなくなりました。
Q. 昨秋の神宮大会優勝から一転、夏本番前に気付けたことは大きな収穫ですね。強くなるために、日々心掛けていることがあれば教えてください。
「千射万箭」という言葉を掲げて取り組んでいます。すべてのことに全力で取り組む、ということを心がけています!
Q. 全員の気持ちが同じ方向を向いていないと成しえないことですね!では、野球部で代々受け継がれている、大会前に取り組む強化メニュー等あれば教えてください。
試合前は、みんなで円になって手を繋いで目をつぶって集中力を高めています。
Q. ここだけは負けない!という仙台育英の最大の武器を教えてください。
メリハリです!
Q. 集中力を意識的にコントロールしている選手は強くりますね!野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
主将が怪我をして出られない中で、秋の神宮大会優勝です。ひとつにまとまることが出来たので、勝てたんだと思います!
Q. 結束の強さが、さらに上を目指す原動力になりますね。夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
みんなでひとつになって向かっていくぞ、という感覚でやっています!
佐藤 世那投手(仙台育英学園高等学校)
Q. ありがとうございました!では、このチームのキーマンを教えてください!
佐藤 世那(インタビュー記事)、平沢 大河(インタビュー記事)です!2人は投打の中心選手です。佐藤は今までほぼ全試合投げ抜いてきた大エース。平沢は3番ショート。走攻守揃った中心打者です。
全国でも有数の注目選手となっている2人からは目が離せませんね!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは、平沢 大河君と、佐々木 啓太君にお話を伺います!
平沢 大河選手(仙台育英学園高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
平沢 大河(以下「平沢」):他にはない、ひたむきで一生懸命な姿が好きです。佐々木 啓太(以下「佐々木」):最後まで何が起きるかわからないところです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
平沢:バッティングです!佐々木:集合ラン10周です!
Q. ラン系メニューが好きというのを久々に聞きました!では、キツいと感じる練習はありますか?
平沢:「ロープ」を使ったトレーニングです!佐々木:集合ラン10周です!!
佐々木 啓太選手(仙台育英学園高等学校)
Q. 「集合ラン」は好きでもあり、ツライ練習でもあるんですね!(笑)では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はありますか?
平沢:大阪桐蔭です。理由は、去年の夏の優勝校だからです。佐々木:同じく、大阪桐蔭です。優勝経験があり、底力があるからです。
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
平沢:「アフリカンシンフォニー」です。佐々木:湘南乃風の「覇王樹」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
平沢:「死ぬ気でやれよ!死なないから」佐々木:「疲れ果てて眠れ!」
なかなかハードな言葉ですね!日々本気で取り組んでいるからこその言葉だと思います。ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■佐々木 順一朗監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
どんなピッチャーにも対応できる力があり、くじけない攻撃ができるようにすることが大切だと考えてチームを作ってきました。
名門中の名門でありながら、春の敗北を真摯に受け止め、謙虚に練習に励む仙台育英。甲子園、そして優勝を目指し、熱い夏がスタートします!ありがとうございました!