ソニー<6758>とソニー・コンピューターエンタテインメント、東芝<6502>、それにIBMは25日、次世代のマイクロプロセッサー(超小型演算処理装置)「Cell(セル)」の技術仕様を公開した。今年の2月に、米サンフランシスコで開催された国際固体素子回路会議で、デザイイン・コンセプトに関し、技術公開を行ったのに続くもので、セルを用いたアプリケーションの創出を広く促進する。詳細は以下のサイトで公開されている。

  セルは221平方ミリメートルのチップに2億3400万個のトランジスタを搭載、それぞれ別の役割を担う計算中枢回路(コア)を計9個持つ。これにより、最新のパソコン用プロセッサーの10倍というスーパーコンピュータなみの能力を持ち、デジタル家電やコンピュータゲームなどの動作制御や画像処理能力が飛躍的に向上させるもの。ソニーでは、来年春に発売を予定している次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」にセルを搭載する。【了】

公開サイト:
http://www.ibm.com/developerworks/power/cell
http://cell.scei.co.jp

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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__978836/detail