怒っていたのは明らかだ。2−0から2−2に追い付かれたのだから。しかも、ミランは数的優位に立っていたのだ。7日のフィオレンティーナ戦で引き分け、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は苦々しく思っている。

「良いフィオレンティーナを相手に、前半は良かった。2点のリードを奪ってからは、うまくコントロールできなかったね。最後にプレーを再開したが。後半は良くなかった。残念だよ。フィオレンティーナを遠ざける重要な勝利だったからだ。今日の我々が犯したミスは、成長の一部だ。数的不利のチームを勝負に戻すなど、あり得ないことだからだよ」

FWマリオ・バロテッリが警告を受け、次節ナポリ戦で出場停止となったことについては、こう語った。

「サッカーではこれも受け入れなければいけない。ナポリ戦で彼を起用できないことは残念だよ。幸いにも、(ジャンパオロ・)パッツィーニがいる。彼はまずまずうまくやっているし、できるだけ良い形で彼を使おう」

フィオレンティーナDFネナド・トモビッチの退場については、このように述べるにとどまった。

「ピッチからは何も見えなかった。でも、今日の試合をジャッジするのは難しかったと思う。それぞれに有利な判定、不利な判定があった。だが結局、勝負を分からなくしたのは自分たちだったと思う。我々にも2つのPKがあったはずだが、相手を戻してしまったのは我々だよ。必要なのは、自分たちが間違えたことを考え直すことだけだ。主審について評価はできない。自分たちがやったことを考えよう。2−0としてからフィオレンティーナを試合に戻すなど、あり得ないことだ」

最後にミランは再びプレーを取り戻したが、もはや時すでに遅しだった。

「やり直すのは難しかった。2−2になってからは残りわずかだったし、風も強かった。繰り返すが、こういう状況における闘争心というものは、重要なんだ。若さのミスだよ。それを避けようとしなければいけない」