「DOMANI・明日展2013」が国立新美術館で開催中

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子供の頃に考えてた「将来の自分」ってこんなんじゃなかった気がする・・・でも、特に今の自分の生活に不満があるわけじゃないし、「自分探し」って言っても大げさだし〜・・・なんて、年齢を重ねると、若干モヤっとな気分になることってあるよね。そんなあなたにおすすめしたいのが、六本木の国立新美術館で開催中の『DOMANI・明日展2013』。

これは、文化庁が1967年から実施している若手芸術家を海外に派遣し、その専門分野の研修を支援する、芸術家在外研修(新進芸術家海外研修)制度の発表展。え、そんなお堅そうなところに何故?と思うなかれ。DOMANIとはイタリア語で「未来、明日」を意味する言葉。この展覧会に参加する12人の作家が美術界の明日を担うべく文化庁の在外研修を経て来たのが、この展示会の発表メンバー。作品の魅力について、広報さんにお伺いすると・・・。

「そんな彼らの多彩な作品に込められたメッセージは、海外でじっくり制作するということはもはや珍しいことではありませんが、異邦人として否応もなく自分のルーツに向き合う場面があったことでしょう。様々な国で、様々な体験から生まれて来た彼らの作品は、ともに今を生きる私たちに、新たな視点をもたらしてくれるはずです」

研修先もアメリカやフランスだけでなく、ドイツやフィンランドやカナダなどと世界中に。研修形態も大学などの教育機関や、工房における研修、一流アーティストのよる個人指導など様々。そうやって海外で自分の可能性を試してきた作品は、油彩あり、インスタレーションあり、アート・アニメーションありとこれまた多様。きっとグッと自分に迫って来る作品があるハズ。その作品の前でたまにはじっくりと自分の夢やルーツと向き合う時間を持ってみるなんてどうかな? 小中学校の頃の同級生を誘ってみるのもいいかも!