ゼニト・サンクトペテルブルクのルチアーノ・スパレッティ監督に朗報だ。逆に、チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグで対戦するミランにとってはバッドニュースである。ゼニトは3日、ポルトガルから2人のビッグネームを獲得した。ポルトFWフッキとベンフィカMFアクセル・ヴィツェルだ。2人の獲得には8000万ユーロ(約80億円)が支払われる。

26歳のフッキは2008年からポルトでプレーし、103試合で54ゴールを記録している。23歳のヴィツェルは昨夏、スタンダール・リエージュからベンフィカに加わったばかりだった。ロシアのマーケットは7日まで開いているが、CL登録リストに間に合わせるために、直近で取引が急速化した。両選手は5年契約を結んでいる。

さらに、ゼニトは駆け込み補強があるかもしれない。マンチェスター・ユナイテッドMFナニに4000万ユーロ(約40億円)を用意しているとも言われる。もしもナニまで加わるとなれば、ゼニトは本格的にCLファイナル出場への候補者となるだろう。ただ、すでに彼らはフッキとヴィツェルの獲得で脅威となっている。

なお、ミランは3日、MFケヴィン=プリンス・ボアテングが右手の骨折の手術を受けた。手術は成功。同選手は15日以内に復帰できるという。また、ボアテング同様にボローニャ戦で負傷したMFリッカルド・モントリーヴォは、右もも筋肉の損傷で全治2〜3週間と発表された。