インテルFWアントニオ・カッサーノが25日、お披露目会見に臨んだ。同選手はミランとの関係についても明確に話している。

「ミランでオレは何も間違っていない。選手たちも、監督も間違わなかった。それは、彼の上にいる誰かだ。ずる賢い人さ。約束して、それを守らず、見かけ倒しの人だね。オレはからかわれるのが嫌なんだ。調子が良くなかったときにそばにいてくれたサポーターには感謝しなければいけない。でも、彼は違う。1年前から契約延長と言っていたけど、まだ待っていたんだ」

「(アドリアーノ・)ガッリアーニのことを言っているのかって? それは君らが言っていることだ。オレは名前も出したくない。恩知らず? オレが感謝しなければいけないのは、病院で横断幕を見せてくれたサポーターたちや、好きにさせてくれたシルヴィオ・ベルルスコーニや、親切だったバルバラ(・ベルルスコーニ)、命を救ってくれたタヴァーナ医師、うまくやっていた(マウロ・)タソッティだ。オレが問題を抱えていたのは、一人だけだよ」

一方で、カッサーノはマッシミリアーノ・アッレグリ監督に対しても、次のように話している。

「オレが出て行きたいと言い始めたのは、EUROの途中だ。アッレグリに言っていた。そして彼がガッリアーニに伝えていた。でも、アッレグリにとって、オレは5番手、6番手、7番手…オレにも分からないけど、それくらいのストライカーでしかなかった」

「彼は、オレに何も保証はできないと言ってきた。だから、出て行くんだ。ミランのチームメートたちは全員、そばにいてくれた。オレの移籍を残念がってくれていた。彼らがオレのことを好きでうれしいし、オレも彼らが好きだ。ほかの人たちからは、この1年半でメールもゼロだ。今はマイナスだな。まあ、予想していたけど」