韓国の広報専門家である徐敬徳(ソ・ギョンドク)氏と8人の韓国人留学生がこのほど、「日本政府に謝罪を促す」ことを目的に、ニューヨーク市内で慰安婦問題を宣伝するビラを2500枚にわたって配布した。中国メディアの環球時報が6日付で報じた。

 徐氏と留学生たちはニューヨークのタイムズ・スクエア、ユニオンスクエア、ワシントンスクエア、セントラルパークなどで2500枚のビラを配布した。さらにチャイナタウンでもビラを貼り、各国の国連駐在大使に慰安婦関連広告と英文資料を送付した。

 ビラは今年5月にニューヨーク・タイムズ紙の紙面に掲載された広告と同じ内容で、ドイツのヴィリー・ブラント前総理が1970年にポーランドのユダヤ人記念碑の前でひざまずいて謝罪する写真が掲載され、「日本政府もドイツに倣って早く謝罪することを望む」と記されている。

 徐氏は「以前、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された広告は大きな反響を呼んだ」と述べ、世界に慰安婦問題を宣伝し、国際世論を通して日本政府に圧力をかけることを目的に今後もビラを作成・配布していくと決意を語った。(編集担当:及川源十郎)