シカゴトリビューンが「ヤンキースが中島を落札できれば、ジラルディ監督はジーターを休ませる事ができる」と述べている。SI.comに載ったその記事には多くのヤンキースファンからコメントが寄せられている。

 最も多いコメントは「ジーターを休ませるべき。だから歓迎」と言うものだ。コメントを見る限りジーターの控えとして歓迎しているファンは多い。ジーターを週1、2回、DHで使うことができれば、もっと成績は上がると米紙も述べている。 

 一方、落札額250万ドルについては意見が分かれている。日本で実績のあるプレーヤーを250万ドルで落札できれば上出来という人もいれば、今まで来た内野手よりレベルが低くしかもすでに29歳の選手に250万ドルかけるなら若手を発掘するほうがいいという意見もある。

 ただし中島に対する細かい評価は一切されていない。現地ファンにとってジーターをどう使うかに興味があるのであって、中島がどういう選手なのかと言う事については余り関心がないことが見て取れる。

 現在契約交渉中の中島。他紙では、中島は今回ヤンキースと契約せず、高い評価をしてくれているレッドソックス、バレンタイン監督の元へ来年フリーエージェント(FA)で行くという報道もある。

 キャッシュマンGMは中島の控え起用を明言している。控えからのメジャーを選ぶのかどうか、中島の去就が注目される。(編集担当:田村和彦)